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 個人情報の流出や購入詐欺、アカウントの乗っ取り、SNSの投稿ミスなど、インターネットを使っていると、さまざまなトラブルに遭遇する。事例と仕組みを理解することで、こうしたトラブルを迅速に解決しよう。 全5回の特集として掲載する。

LINEでのメッセージ誤送信は取り消せる?

 LINEはメッセージを手軽に送れる半面、よく確認せずに誤った相手に送ってしまう“誤爆”というトラブルが発生しやすい。誤爆した送り先が身内や親しい友人であれば謝って済むかもしれないが、上司など目上の相手に送ってしまうと面倒なことになる可能性がある。

ついうっかりの誤送信が命取りに
ついうっかりの誤送信が命取りに
LINEでは、意図しない人物にメッセージを送ってしまう“誤爆”が起こりやすい

 運営会社のLINEが調査した結果によると、回答者の83%が誤爆の経験があると回答している。こうしたトラブルの続発を受けて、2017年12月に同社はメッセージの「取り消し機能」を追加した。

送信を取り消しても痕跡が残る
送信を取り消しても痕跡が残る
対象のメッセージを長押しして、「送信取消」を選ぶと、24時間以内であればメッセージを削除できる

 ただし、この取り消し機能は、問題の解決には程遠いものだ。送信を取り消すと確かに該当のメッセージは消去されるのだが、相手側のトーク画面には取り消したことを示す履歴が残ってしまう。不都合なメッセージを送ったことを相手に勘繰られる可能性がある。

「送信取消」を実行しても、相手側のトーク画面に取り消しの履歴が残る。肝心のメッセージ内容も通知画面に表示されてしまう恐れがある
「送信取消」を実行しても、相手側のトーク画面に取り消しの履歴が残る。肝心のメッセージ内容も通知画面に表示されてしまう恐れがある

 そもそも、LINEではメッセージの着信を通知画面に表示する設定が標準で有効になっている。通知表示にメッセージが残っていれば、その時点で相手の目に触れている。送信を取り消したことで、かえって相手に不信感を持たれる恐れがある。

 原稿執筆時点で誤爆したメッセージを完全に取り消す手段は存在しない。結局のところ、誤った操作をしないことが第一だ。現実的な対策は、相手によってトーク画面の背景を変えて、メッセージを送る際に相手を区別しやすくすること。背景は簡単に変更できるので、誤爆を避けたい相手には必ず設定しよう。

相手ごとに壁紙を変えることで誤爆を防止
相手ごとに壁紙を変えることで誤爆を防止
トーク画面の背景を変更するには、メイン画面の「設定」(歯車形状のアイコン)→「トーク」→「背景デザイン」→「デザインを選択」の順にタップして、好みの壁紙を選ぶ