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 「ありそうでなかった発想だ」。法面工事で作業員の墜落制止用器具を固定する「フレペグ」の開発について、太悦鉄工(浜松市)の太田悦雄社長はこう言って胸を張る。

 フレペグは、らせん部分の軸と頂部のフックから成る杭状の固定器具だ。電動工具を使って回すと、ねじのように地中に入る。らせん部分が土とかみ合うため、外れにくい。反対方向に回せば、地中から簡単に抜ける。軸をボルトとすれば、地層がナットの役割を果たす(写真1)。

写真1■ 法面作業用のフレペグは、電動工具を使って地中にねじ込む。らせん部分が土とかみ合うので抜けにくくなる(写真:太悦鉄工)
写真1■ 法面作業用のフレペグは、電動工具を使って地中にねじ込む。らせん部分が土とかみ合うので抜けにくくなる(写真:太悦鉄工)
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 らせん部分の外径は6cm、長さは1m、重さは5kg以下。同社の試験では、引き抜き耐荷重は20kN以上で、価格は1本約5万円だ。