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第1位:HUAWEI P30 lite

 筆者が最もコストパフォーマンスが高いと感じたのは、2019年5月24日に発売された中国・華為技術(ファーウェイ)の「HUAWEI P30 lite」だ。2018年に大ヒットした「HUAWEI P20 lite」の後継モデルで、量販店での実売価格が3万5510円(税込み)ながら、トリプルレンズカメラを搭載していることが大きな特徴だ。

AI対応のトリプルカメラを搭載
AI対応のトリプルカメラを搭載
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 トリプルカメラは、メイン(約2400万画素)+超広角(約800万画素)+深度計測用(約200万画素)という構成。超広角レンズは、ファーウェイ、韓国サムスン電子、ソニーモバイルコミュニケーションズなどがハイエンドモデルに搭載しているが、3万円台の機種ではこのHUAWEI P30 liteだけだろう。120度の画角で撮影できるので、風景の撮影や人物スナップなどで活躍するはずだ。

 人工知能(AI)による被写体・シーン認識に対応する。アウトカメラは22種類の被写体・シーンを認識して自動で最適な設定に変更する。約2400万画素のインカメラもAI対応。8種類の背景を認識する。人物を際立たせるために背景をぼかすことができるし、ぼかさずに背景を含めてフレームに収めることもできる。

 約6.15インチの液晶ディスプレーの解像度は2312×1080ドット。インカメラ搭載部をノッチにすることで、フロントパネルのほとんどの部分をスクリーンが占める。カラーバリエーションは3色。流行のグラデーションカラーを採用した「ピーコックブルー」も選べる。

約6.15インチの液晶ディスプレーを搭載。左右のべセルが細く、横幅は約72.7ミリに抑えられている
約6.15インチの液晶ディスプレーを搭載。左右のべセルが細く、横幅は約72.7ミリに抑えられている
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左からピーコックブルー、ミッドナイトブラック、パールホワイト
左からピーコックブルー、ミッドナイトブラック、パールホワイト
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 CPUはHUAWEI Kirin 710(2.2GHz×4コア+1.7GHz×4コア)で、メインメモリー(RAM)は4Gバイト。バッテリー容量も約3340mAhと多めなので、標準的な使い方で不満を感じることはなさそうだ。

 米国政府がファーウェイに対して輸出規制を実施した影響で、日本の大手キャリアやMVNOも一時期ファーウェイ製スマホの取り扱いを中止していた。2019年6月には、米国の禁輸措置の一部緩和が報じられたが、今なお国内では取り扱いを中止しているMVNOもある。ただ、多くの量販店では購入可能で売れ行きも順調のようだ。

 ファーウェイ・ジャパンは2019年5月23日の時点で「Huawei、Honorブランドについて世界で販売済み及び販売している、また日本で今回発表したスマートフォン、タブレットにおいて、その使用、今後のセキュリティーアップデート、アフターサービスなどが影響を受けることはありません」とコメントしている。P30 liteもこの対象に含まれるため、今後も使えると考えて問題ないだろう。

村元 正剛
ゴーズ 代表取締役
NTTドコモがiモードを開始した1999年からモバイル業界を取材するITライター。さまざまな雑誌やWebメディアにスマートフォンを中心にモバイル機器のレビュー記事を寄稿する。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立し、現職。