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 最初のうちは「アラームをセットして」「明日の天気は」「今日のニュースは」など定型のフレーズを何度も話してみよう。簡単な定型語句でも、例えばアラームを取り消す場合の言い方や予定を追加する方法など、とっさにはなかなか出てこないもの。日ごろから何度もクセになるまでしゃべっておけば、いざというときに自然と口から出てくる。外国語を話せるようになるには、いきなり凝った文章を話そうとするより、簡単なフレーズを何度も繰り返し、慣れるのが一番だ。

 筆者は、数年前にゼロからフランス語を学び始め、今は日常会話に困らない程度になった。筆者が週に1度通っているフランス語教室では90分の授業中、2~3個程度のフレーズを何度も覚えるまで繰り返すという独特な授業を行っている。その際、発音が正しくなかった場合はネーティブ教師が細かく注意する。

 教科書に載っているレベルの高い文章を読んだだけでは、いざフランス人とフランス語で話すときに口から出てこない。それよりも、以前に覚えた言い方で動詞や名詞を変えるだけのほうがずっと効果的だった。しかも発音が正確でないと、自分がしゃべっている内容が全く理解されないのだ。最低限、ネーティブが聞いて理解できる程度の発音が求められる。

 スマートスピーカーを相手に話すことで、発音が正しいかどうかのチェックにもなる。話した内容は合っているはずなのにスマートスピーカーが誤認識した場合、発音が正しくなかったのだ。スマートスピーカーが正しく認識できたのであれば、ネーティブを相手に話しても理解される。

 慣れてきたら、「世界で一番長い川は?(What is the longest river in the world?)」「アメリカの人口は?(What is the population of the United States?)」「インドの主要な産業は?(Which is the main industry in India?)」など、英語で自由に質問してみるとよいだろう。

英語でのボイスコマンド例。定型フレーズは自然と口から出てくるまで、何度も繰り返して覚えよう
英語でのボイスコマンド例。定型フレーズは自然と口から出てくるまで、何度も繰り返して覚えよう
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岡本 ゆかり(おかもと ゆかり)
筑波大学卒業後、日経BP社に入社。「日経クリック」「日経PC21」の編集部を経てフリーに。PCやスマートフォンなどの機器、Webサービスなどの活用術を得意分野とする。趣味はF1とWRC(世界ラリー選手権)の観戦。