正解は(3)20年です。
1999年8月に第一勧業、富士、日本興業の旧3行が統合を発表しておよそ20年。MINORIの全面稼働はみずほFGにとって悲願でした。2002年と2011年に大規模なシステム障害を起こし、新システムの完成が経営の最優先課題の1つだったからです。システム面で旧行体制から脱却し、グループの連携を強める意味合いもありました。
悲願を成し遂げたとはいえ、みずほFGが一息ついている暇はありません。ネット企業を中心に異業種から金融業に参入する企業が相次いでいるからです。FinTech時代を生き抜く新たな銀行業の姿を描いてこそ、MINORIの全面稼働は真の意味を持つと言えます。
関連記事は、次の通りです。
情報セキュリティー/システム障害
続いて、情報セキュリティーやシステム障害に関するニュースからの出題です。不正アクセスやシステムの停止など、様々なニュースがありました。
【問題7】「7pay」への不正アクセスの手口は?
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2019年8月1日、都内で緊急記者会見を開き、バーコード決済サービス「7pay」を2019年9月30日で廃止すると発表しました。7payのサービスは7月1日に始まりましたが、セキュリティー対策の不備によって不正利用される事件が発生。サービスを一時停止して改善に努めていましたが、信頼回復が難しいと判断しました。
8月1日の記者会見で同社が説明した不正アクセスの手口は、次のうちどれでしょう。
- (1)フィッシング詐欺
- (2)リスト型攻撃
- (3)標的型攻撃
- (4)SQLインジェクション攻撃