全2836文字
PR

 人、人、人──。2019年11月22日にオープンした複合施設「渋谷PARCO」は連日、大にぎわいだ。クリスマスや年末年始の商戦を前に、渋谷の街がざわつき始めている。

新生「渋谷PARCO」の夜の姿(写真:吉田 誠)
新生「渋谷PARCO」の夜の姿(写真:吉田 誠)
[画像のクリックで拡大表示]

 渋谷PARCOの全体像は、開業日に掲載した「東京大改造」のコラムで詳しく紹介した。

 今回は、館内のデジタル活用(デジカツ)に絞って深掘りしてみたい。渋谷PARCOは5つのテーマを掲げており、その1つが「テクノロジー」だ。渋谷PARCOでは限られたフロア空間を有効活用するため、リアルとデジタルを融合した店舗づくりを推進。店頭在庫を減らしてネット通販に顧客を誘導したり、吹き抜けのような商品を置けない場所も仮想のショーケースにしたりしている。

 他のテーマは「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」。5つの軸をうまく組み合わせて、斬新な複合施設を生み出した。

 パルコ(東京・渋谷)は渋谷PARCOの建て替え中に、「池袋PARCO」や上野の「PARCO_ya(パルコヤ)」などで様々なテクノロジーを試してきた。そして渋谷PARCOに、その成果を投入してきた。

 11月19日に開かれた報道陣向けの内覧会では、パルコでIT面を統括する林直孝執行役グループデジタル推進室担当と館内で待ち合わせ。プライベートツアーをしてもらった。初めて足を踏み入れた渋谷PARCOは、全館がカオス状態で迷子になりやすい。案内役がいると本当に助かる。

パルコでIT面を統括する林直孝執行役グループデジタル推進室担当。館内をガイドしてもらった(写真:日経アーキテクチュア)
パルコでIT面を統括する林直孝執行役グループデジタル推進室担当。館内をガイドしてもらった(写真:日経アーキテクチュア)
[画像のクリックで拡大表示]