全1773文字

UPSという選択肢、気軽に使える家庭向けも

 デスクトップPCやディスプレー、NASなどはバッテリーを搭載していない。不意の停電が起こった場合、何の対策もしていなければ即座に使えなくなる。そのタイミングがPCやNASのアプリがディスクへ書き込みをしている最中だと、データファイルが破損したり、システムファイルが破損してシステムが起動しなくなったりする可能性がある。

 ここ数年、日本ではゲリラ雷雨が頻発しており、家庭でも突然の停電などについて対策を考えなければならない必要が出てきている。その選択肢となるのがUPS(Uninterruptible Power Supply)の導入だ。「無停電電源装置」と訳される。この訳からUPSについて、ノートPCのバッテリーのように「長時間にわたって代替電力を供給してくれる装置」のように誤解されがちだが、本来の役割と目的は違う。不意の給電停止時に機器が使えなくなる事態を一時的に防ぎ、その間にOSやアプリを正しく終了させて正常にシャットダウンさせる時間を確保するための装置である。

 UPSというとサーバーに使用するなど業務用というイメージが強いかもしれない。だが東日本大震災以降の危機意識の高まりや、自然災害の増加に伴い、家庭でも使える小型のUPSが登場してきている。価格も1~2万円、中には1万円を下回る製品もあるなど、家庭でも導入しやすくなった。

 台湾サイバーパワー(CyberPower)の「CP550JP」は、その代表例といえる製品だ。「550VA/330W」の出力を持つ小型UPSで、実勢価格は7500円を少し超える程度(税込み)と格安だ。電源タップに似た、親しみやすい外観の製品である。

家庭向け小型UPSの代表的な製品といえる台湾サイバーパワーの「CP550JP」
家庭向け小型UPSの代表的な製品といえる台湾サイバーパワーの「CP550JP」
[画像のクリックで拡大表示]