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 論理的な関係は一般に図として表す。その図の表し方によって、構造化手法は「ロジックツリー(樹形図)」や「マトリックス(表)」といったいくつかの種類がある。

 3つ目の「問題解決の手順」は、様々な発想法や構造化手法を組み合わせてビジネス上の問題の解決策を見いだすためのものだ。具体的な手順は、大手コンサルティング会社などがそれぞれ独自に提唱している。

 万能な思考法はない。思考法は、自分なりにアレンジして初めて役に立つものだ。このことを理解して実践を通じて自分のものにしていく必要がある。

 思考法はあくまでも「道具」ということも理解してほしい。考える力を高め、考える習慣を身に付けるには、思考法を理解したり習得したりするだけでは不十分である。

 以下に考える力を高めるために役立つ知識やスキルを示した。思考法は一部分にすぎないことが分かるだろう。考える力を根底で支えるのは、人間の脳の働き。脳の働きを良くするには、脳性理学や認知心理学の知識が役に立つはずだ。

「考える力」を高めるために役立つ知識やスキル
「考える力」を高めるために役立つ知識やスキル
「考える力」を根底で支えるのは脳の働きだ。その上に、論理学の知識やSEとしての経験・知識などが積み重なる。経験や知識によって問題の解決策を見いだせるケースもあるが、新しい問題に対応したりより良い解決策を探ったりするために、汎用的に使える思考法を身に付けることが必要だ
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 基本的な論理学の知識も不可欠である。演繹(えんえき)と帰納、集合論の基礎、論理演算といった論理学は思考法の基礎となる。自分の考えを他人に分かりやすく伝えるためにも役立つ。

 考える力を大きく左右するのが知識と経験だ。思考法は知識や経験を最大限に活用するための「道具」といえる。自分にとって最適な思考法を見つけ出し、磨きをかけたい。