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それでも問題が解消しなければネットワークをリセット

 これまでの対処方法で問題が解決しない場合、PCにインストールされているネットワーク アダプターのいずれかに問題が起こっている可能性が高い。こうしたケースでは、「ネットワークのリセット」を使ってネットワーク アダプターとその設定をリセットする。この方法はネットワークに関する設定がすべて初期状態に戻ってしまうので、実施前にネットワークへの各種設定についてメモしておいたほうがいいだろう。

「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「状態」を開き、「ネットワークのリセット」をクリックする。確認画面が表示されるので「今すぐリセット」をクリックすると、ネットワーク アダプターが削除されてPCが再起動する。再起動後にアダプターは再インストールされるので、インターネット接続を試す
「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「状態」を開き、「ネットワークのリセット」をクリックする。確認画面が表示されるので「今すぐリセット」をクリックすると、ネットワーク アダプターが削除されてPCが再起動する。再起動後にアダプターは再インストールされるので、インターネット接続を試す
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インターネットにつながるけどWebが見られない場合は

 インターネットにはつながるが、Webページだけが見られないというトラブルも少なくない。この場合も、どこに問題があるか切り分けて対処できるようにしておきたい。Webページが見られない場合、すべてのブラウザーで見られないのであればPC自体の設定、特定のブラウザーで見られないのであればブラウザーのトラブルだと切り分けられる。

 すべてのブラウザーでWebページが表示されない場合、まず確認したいのがプロキシ サーバーの設定だ。プロキシ サーバーは、PCの代わりにネットへ接続するサーバーのこと。設置している企業は多く、こうした企業の社内LANに接続しているPCの多くは、プロキシの設定が必要だ。

 プロキシ サーバーは、社外のPCからは使えないようにするのが一般的である。そのためもしプロキシ サーバーがない環境であるにもかかわらずプロキシ サーバーの設定が有効になっていると、そのサーバーを経由しての接続を試みてしまうため、Webページが表示されなくなる。この場合は、「Windowsの設定」でプロキシ サーバーをオフにすればよい。

インターネットにつながっていてメールは利用できるが、Webページは見られないといった現象が起こっている場合、複数のWebブラウザーで接続を試そう。どのブラウザーでもページが表示されなければ、PCの設定に問題がある可能性が高い
インターネットにつながっていてメールは利用できるが、Webページは見られないといった現象が起こっている場合、複数のWebブラウザーで接続を試そう。どのブラウザーでもページが表示されなければ、PCの設定に問題がある可能性が高い
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「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「プロキシ」を開く。「設定を自動的に検出する」をオンにし、「プロキシ サーバーを使う」をオフにする
「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「プロキシ」を開く。「設定を自動的に検出する」をオンにし、「プロキシ サーバーを使う」をオフにする
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Webページの表示が遅いときはDNSの設定を見直す

 インターネットにつながっていてWebページは見られるが、遅いと感じたことはないだろうか。この症状は、インターネット接続回線の混雑や回線自体が遅いことの他に、プロバイダーが提供するDNS(Domain Name System)サーバーのレスポンスが悪いことが原因である可能性もある。DNSサーバーが原因であるようなら、別のDNSサーバーを設定すると速度が改善する可能性が高い。

 インターネットは、IPアドレスと呼ばれる数字の組み合わせで相手を特定する。しかしIPアドレスはただの数字の羅列であるため理解しにくい。これを理解しやすくするのがDNSだ。DNSは人間が理解しやすいドメイン名とIPアドレスをひも付けることにより、相手と通信できるようにしたものだ。DNSサーバーは、ドメイン名からIPアドレスを調べて橋渡しするサーバーである。

 DNSサーバーは、通常契約しているプロバイダーのものが自動で設定されるので、あまり気にしなくてもネットを使える。しかしDNSサーバーの処理速度が遅い場合、ドメイン名からIPアドレスを調べるのに時間がかかり、結果として速度の低下につながってしまう。こうしたケースでは、プロバイダー以外が提供している「パブリックDNS」を設定すると問題が改善される。

 パブリックDNSは多数提供されており、その大半が無料で利用できる。パブリックDNSごとに特徴があるが、信頼性が高く速度の速いものを選ぶのがベストだ。以下の画面では、セキュリティー面で信頼性が高く比較的高速な米グーグル(Google)のパブリックDNSを設定する方法を説明する。

「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「状態」を開き、「アダプターのオプションを変更する」をクリックする。「ネットワーク接続」画面が表示されたら「ワイヤレスネットワーク接続(Wi-Fi)」を右クリックし、「プロパティ」をクリックする
「Windowsの設定」で、「ネットワークとインターネット」-「状態」を開き、「アダプターのオプションを変更する」をクリックする。「ネットワーク接続」画面が表示されたら「ワイヤレスネットワーク接続(Wi-Fi)」を右クリックし、「プロパティ」をクリックする
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「Wi-Fiのプロパティ」画面が表示されるので、「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックする
「Wi-Fiのプロパティ」画面が表示されるので、「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックする
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「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択して「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」、「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」を入力する。設定できたら「OK」をクリックする
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択して「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」、「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」を入力する。設定できたら「OK」をクリックする
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