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接触確認アプリ、本当に使う?~公益のための個人データ活用とは 6/8 18時

 「今、どの資格を取るべきか」。IT関連資格の取得動向は、ITエンジニアに求められるスキルやノウハウの変化を映す。デジタルトランスフォーメション(DX)の台頭で、クラウドやAI(人工知能)関連資格に注目が集まる。日経 xTECH会員へのアンケート調査から、「いる資格」「いらない資格」を探った。

 「IT資格実態調査」として2019年8月、Webサイト「日経 xTECH」でアンケートを実施。編集部がピックアップした49種類のIT資格について、保有状況や役立ち度合い、取得意向を調べた。読者会員455人の回答を得た。調査結果から、IT資格取得のトレンドを読み解こう。

 今回は、ITベンダーの認定資格(セキュリティー系を除く)を詳しく見ていこう。「保有する資格」と「取得したい資格」で、新旧ベンダーの対比がより鮮明になってきた。

 保有する資格の上位は、Oracle、Microsoft、Cisco Systemsの老舗ベンダー3強が占めた。1位から3位までの順位は前回調査と同様である。ただし、回答率の伸びを見ると、「オラクル データベース分野」は前回のプラス3.4からプラス1.0ポイントへ、「マイクロソフト サーバー分野(Windows Serverなど)」は前回のプラス4.2からプラス0.4ポイントへ、どちらも減速傾向にある。

保有するITベンダー資格(セキュリティー系を除く)
保有するITベンダー資格(セキュリティー系を除く)
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 「AWS認定各種」は前回より順位を1つ上げ、4位に入った。回答率の伸び率はプラス2.5ポイントで、ITベンダーの認定資格(セキュリティー系を除く)の中でトップだった。伸び率で2位に着けたのは、「オラクル 開発分野(認定Javaプログラマなど)」で、プラス2.3ポイントだった。

 「AWS認定各種」の保有者は増えたものの、「マイクロソフト クラウド分野」と「Google Cloud」の保有率は前回から伸びていない。クラウド関連資格が人気を集めているのは確かだが、現在までの取得実績だけを見るとAWSが他を圧倒している格好だ。

 複数の資格を持つ人に着目し、取得資格の傾向も調べた。例えば「オラクル データベース分野」を持っているとした78人がほかに持っていると回答した資格は、多い順に「オラクル 開発分野」(15人)、「マイクロソフト サーバー分野」(15人)だった。同様に、「シスコ ルーティング&スイッチング分野」の保有者44人は、「オラクル データベース分野」(10人)、「マイクロソフト サーバー分野」(10人)と答えた。

 老舗ベンダーがカバーするインフラをターゲットに、複数の資格を取得してきた経緯がうかがえる。