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 2019年の春にオープンした昭和電工(大分県立)武道スポーツセンター。最大約5000人の観客を収容する多目的競技場は、県産のスギ製材中心のトラスを持つ大空間だ。設計期間が短いことから、設計プロポーザルでは鉄骨トラスで耐火建築とする案。発注者の理解を得て木造で実現した(最終ページにフォトフラッシュ)。

 大分県が2019年春にオープンした武道スポーツセンターは、多目的競技場と武道場から成る。最大の特徴は、多目的競技場の屋根架構だ。大分県産のスギ製材による約70mスパンのアーチトラスがアリーナを覆う〔写真1〕。

〔写真1〕製材をつないだアーチトラス
〔写真1〕製材をつないだアーチトラス
多目的競技場の屋根架構は、製材を突き合わせてつないだアーチトラス。固定席と移動席をそれぞれ2000席持ち、最大で約5000人の観客を収容(写真:イクマ サトシ)
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 設計者は、2015年の公募型設計プロポーザルで選ばれた石本建築事務所執行役員プリンシパルアーキテクトの能勢修治氏。外観はプロポーザル時と大きく変わっていない。「武道系、なかでも剣道が中心になると捉え、日本刀の緩いカーブを建物の側面に表現した」と能勢氏〔写真2〕。

〔写真2〕大小2つのアリーナで構成
武道場の前から見た多目的競技場。3階レベルが屋外広場になっており、大規模な大会などでは、観客は屋外広場に面した出入り口からアプローチする(写真:イクマ サトシ)
武道場の前から見た多目的競技場。3階レベルが屋外広場になっており、大規模な大会などでは、観客は屋外広場に面した出入り口からアプローチする(写真:イクマ サトシ)
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北側からの全景。左が多目的競技場で、右が武道場(写真:イクマ サトシ)
北側からの全景。左が多目的競技場で、右が武道場(写真:イクマ サトシ)
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断面図
断面図
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