モビリティーの変革に伴い、都市インフラも大きな転換を迫られる可能性がある。クルマの自動運転が当たり前になった時、道路はどのような機能を持ち、どのように使われるのか。国内外で注目を集める次世代道路のアイデアから、未来の道路像を探る。

(画像:Sidewalk Labs)
モビリティーの変革に伴い、都市インフラも大きな転換を迫られる可能性がある。クルマの自動運転が当たり前になった時、道路はどのような機能を持ち、どのように使われるのか。国内外で注目を集める次世代道路のアイデアから、未来の道路像を探る。
舗装のひび割れを察知したドローンが3次元測量で形状を把握し、全自動で素早く補修する──。そんな時代の到来は、それほど遠くないかもしれない。
深刻な環境問題として注目を集めるプラスチックごみ。環境先進国オランダでは、再生プラスチックを道路整備に活用する取り組みが進んでいる。
いかに短時間の充電で長距離を走行できるか──。普及率が伸び悩む電気自動車(EV)が直面する命題に対し、道路を走るだけで電力を蓄えられる「走行中給電」は1つの答えになるかもしれない。
米グーグルの親会社である米アルファベット傘下の米Sidewalk Labs(サイドウォーク)が、これまでの道路の常識を打ち破るような構想を打ち出した。道路を我が物顔で使うのは自動車―─。そんな時代が変わり、道路に求められる機能と価値が転換し始めている。