PR
全1243文字
子供のころに誰もが憧れたドラえもんの「ひみつ道具」は、いつの日に、どんな形で現実になるのか。日経コンピュータの創刊1000号を記念し、大胆予測した。AIなどデジタル技術の進化によって、今から3年以内に実現しそうな5つを紹介しよう。今回は「落としものカムバックスプレー」について取り上げる。

 大事な物にタグを付けておけば落としたり置き忘れたりしても持ち主の手元に届けてくれる。こんな便利なIoT(インターネット・オブ・シングズ)サービスが2020年にも登場しそうだ。

 ドラえもんのひみつ道具なら「落としものカムバックスプレー」である。対象物にスプレーを噴きかけると落としたときに空を飛んで戻ってくる道具だ。持ち主にとってはもちろん、遺失物の管理や処分に頭を悩ます事業者にも大きなメリットをもたらす。

©藤子プロ・小学館
©藤子プロ・小学館
[画像のクリックで拡大表示]

 実用のキーとなる技術が「スマートタグ」だ。近距離無線通信技術「Bluetooth Low Energy(BLE)」とバッテリーを備えたタグである。財布や鍵など紛失すると困る物に取り付けておけば、スマホアプリで落とし物の所在地を確認できる。

 スマートタグは2012年ころに登場した。当初はBLEを使って一定間隔で固有のIDを発信し続け、スマホから離れるとスマホアプリに通知メッセージを表示するものだった。

 2014年ころになると落とし物の所在地を特定する技術が登場した。スマホのGPS(全地球測位システム)機能と連動させた方法だ。例えばITベンチャーのMAMORIOは「クラウドトラッキング」と呼ぶ技術を開発した。タグのIDを受信したスマホがGPSを使って現在位置を確認し、その情報をサーバーに送信する。蓄積した情報はスマホアプリ上で確認できる。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
有料会員と登録会員の違い