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子供のころに誰もが憧れたドラえもんの「ひみつ道具」は、いつの日に、どんな形で現実になるのか。日経コンピュータの創刊1000号を記念し、大胆予測した。AIなどデジタル技術の進化によって、今から3年以内に実現しそうな5つを紹介しよう。今回は「吸音機」について取り上げる。

 近くで同僚が雑談をしていても気にならず、PC作業に集中できる―― 。周囲の騒音をなくす技術を組み込んだ新しいタイプのオフィスが2022年ごろには全国に広がりそうだ。ドラえもんのひみつ道具に、騒音などを吸い取って缶詰めにできる「吸音機」がある。音の缶詰を作るのは難しいが、騒音を打ち消すデジタル技術は着実に進歩している。

©藤子プロ・小学館
©藤子プロ・小学館
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 最も広く使われているのは「ノイズキャンセリング」と呼ぶ技術だ。イヤホンやヘッドホンに採用されている。内蔵のマイクが周囲の音を集め、ノイズとなる音を特定して取り除く仕組みである。Web会議システムで使うスピーカーホンでも採用されている。

 スピーカーホンには、スピーカーから出た音をマイクが拾ってエコーのように響かないようにするエコーキャンセラーや、声が響きやすい部屋で使っても残響を抑える技術なども組み込まれている。

 「ここ最近は会議の参加者がPCのキーを打つ音や紙の資料をめくる音も、機械学習などで認識し、取り除けるようになった」。スピーカーホンを手掛けるヤマハの大泉好史音響事業本部サウンドソリューション戦略グループ主事はこう説明する。

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