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本記事は、日経NETWORKの過去記事を再掲載したものです。

 これまでいくつかの英語の慣用句(イディオム)を紹介してきました。
・bleeding edge technology (血がほとばしるほどの)最先端技術
・out of sight, out of mind 去る者は日々に疎し
・red herring (注意をそらすための)目くらまし

 私たちにとって、英語はあくまでコミュニケーションのための道具です。英語ネーティブ同士が会話で使うような高度なイディオムを使いこなす必要はありません。しかしながら、よく使われるイディオムをいくつか身につけておくだけで、あなたの伝えたい思いをより的確に伝えることができるのです。今回は私のお気に入りのイディオムで、技術者が知っているとなにかと便利なものを何点かご紹介します。

ニュアンスを理解して使い分ける

・sleep on it ちょっと考える

 直訳すると「その上に寝る」となりますが、それが転じて、「一晩考える」「持ち帰って検討する」のような意味になります。この表現は、相手から何か提案があった際に使います。つまり、itは「相手からの提案」で、相手の提案が逃げないようにその上に寝てちょっと考えるといったイメージです。出された提案をとりあえず受け入れたうえで、最終的な判断は「一晩考えてから(持ち帰って関係者と協議してから)回答させてください」というときに使います。提案を前向きに検討する意思表示となり、相手からもう一歩前進した提案を出させる効果も期待できます。

Thank you for your proposal. Let me sleep on it and get back to you with our final decision tomorrow.
(提案ありがとうございます。結論は熟慮のうえ明日回答させてください)