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本記事は、日経NETWORKの過去記事を再掲載したものです。

 今回のテーマは、英語の勉強方法、上達方法です。といっても、世の中に英語の上達法に関するノウハウ本やインターネットの記事はあふれており、私がそれらを上回るような効率的な勉強法のノウハウを持っているわけではありません。

 しかし、忙しい仕事の合間を使って少しでも実用的な英語力を身に付けたいという点においては、このコラムを読んでくださる多くのみなさんと同じだと思います。そこで今回は、私が実践してきた勉強方法や上達方法を紹介したいと思います。

インターネットの自動翻訳は使わない

 英語の上達のためには、とにかく、英語に触れる機会を増やすことです。日々使う「言葉」なのですから、「習うより慣れろ」が重要です。「多読」と「多聴」が一番の近道なのです。

 ネットワーク技術者の仕事では、技術関連のニュース記事、ネットワーク機器の説明書、標準規格の仕様書──などなど、読むべき英語のドキュメントに事欠きません。これらをしっかり読み込むことで英語の力が付き、同時に様々なネットワークに関する知見を広げることができます。そのほか、自分の好きなジャンルの英文小説や漫画を読んだり、NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)の語学教材で英語に触れたりすることもお勧めです。

 ただし英文を読むのにインターネットの自動翻訳を使うのはお勧めしません。つい自動翻訳に頼って個々の英単語や文法を見なくなり、いつまでたっても「自分から話す・書く」ための英語力が身に付かないからです。また誤訳により、英文の内容を誤解してしまう危険性もあります。自動翻訳だけを見ていては、誤訳であることにさえ気が付きません。

 こうした勉強を続ければ、おのずと英語力は上がります。分からない単語をインターネットの辞書などで調べれば、関連する単語も覚えられます。語彙が増えれば、英文の読解力だけでなく、リスニングや会話の能力も向上します。最近は英語のリスニング力を強化する英語教材が多くあります。しかし、英単語を聞き分ける優秀な耳を持っていたとしても、知らない単語を聞き取ることはできません。単語やイディオムなど、語彙を増やすことは基本なのです。