全く違う業界の企業が「自分も知っていたのに」という技術・ニーズを基にサービスを立ち上げ、いつのまにか自分の業界シェアが押さえてしまう…。そんな状況に悔しさや脅威を感じることはないだろうか?デジタル変革に遅れをとったからシェアが奪われたと思いがちだが、そうではない。事業化の到達点とテクノロジーの使い勝手を上手につなげる技術マーケティングがうまく機能していたから、シェアを押さえることができるのだ。
本コラムでは、そういった“技術”を“儲け”につなげた成功事例の「なぜ?」「どうやって?」について解説する。
田中 和生(たなか・かずお)
ストックマーク Astrategy PMM(プロダクト・マーケティング・マネージャー)

2007年、信州大学経営大学院に所属している際に起業を経験。2009年、株式会社日本能率協会コンサルティングに入社。主にメーカーの中期経営計画の策定および新しいテクノロジー取り入れた新規事業の立案支援に従事。2019年、VALUENEX株式会社にて事業開発責任者として新サービスづくりを推進。2020年9月からはストックマーク株式会社にてAstrategy(エーストラテジー)のマーケティング、セールス、カスタマーサクセスを担当。
鈴木 良介(すずき・りょうすけ)
野村総合研究所 ICTメディア・サービス産業コンサルティング部 上級コンサルタント

2004年、株式会社野村総合研究所入社。近年では、ビッグデータ・IoT・人工知能などのテクノロジーが事業・社会にもたらす影響の検討および新規事業立ち上げ支援を行う。科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業CRESTビッグデータ応用領域領域アドバイザー。