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2019年11月、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 November 2019 Update」の配信が始まった。主要な新機能や変更点を見ていこう。

 Windows 10 November 2019 Update(以下November 2019 Update)では、開発者やシステム管理者向けの機能が強化された。開発者向けではコンテナ技術「Windowsコンテナー」を大幅に改善。システム管理者向けではOS標準の暗号化機能「BitLocker」で、回復キーの漏洩(ろうえい)対策を実装した。

 Windowsコンテナーとは、活用が進みつつあるコンテナ型仮想化技術において、WindowsをコンテナOSとして使えるようにした技術だ。2016年6月リリースのWindows 10 Anniversary Updateで初めて実装され、Pro以上のエディションで利用できる。

 コンテナ型仮想化技術はアプリケーションと動作環境をまとめて管理するのが特徴だ。必要に応じてコンテナ(アプリケーションと動作環境のセット)を起動すれば、ミドルウエアのセットアップやライブラリーの準備といった手間をかけずにアプリケーションを動作させられる。

 当初はハイパーバイザー型仮想化技術で最適化された仮想マシンを作成し、その上でコンテナを起動する「Hyper-V分離」だけだったが、2018年11月リリースのWindows 10 October 2018 Update(バージョン1809)から、ホストOS上のプロセスとしてコンテナを起動する「プロセス分離」をサポートするようになった。

 どちらもWindows向けアプリケーションを分離した環境で動作させられる。Hyper-V分離は仮想マシンを使うため、環境ごとの独立性が高い一方、コンテナの起動が遅く、リソースの消費も多い。これに対してプロセス分離はHyper-V分離より独立性が低いが、軽量で高速に起動できる。コンテナのイメージファイルはHyper-V分離とプロセス分離のどちらも同じで、起動時にどちらを利用するかを実行オプションで選択する。