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AMDがPCIe 4.0対応GPUを投入

 またAMDは、デスクトップPC向けGPUとしてPCIe 4.0に対応する「Radeon RX 5700XT」および「Radeon RX 5700」を提供している。

 PCIe 4.0はPCIe 3.0の後継規格で、通信速度、データ帯域ともにPCIe 3.0の2倍に高速化している。ただ、今回発表されたRadeon 5700シリーズはミドルレンジクラスのGPUだ。インターフェースの高速化が有利に働く場面はごく限定的で、PCIe 4.0に対応したからと言って特別高速になったわけではない。

 一方エヌビディアもAMDの動きに対抗し、従来の「GeForce RTX 2070」を上回る「GeForce RTX 2070 SUPER」や「GeForce RTX 2060」の強化版「GeForce RTX 2060 SUPER」などを投入。デスクトップPC向けGPUラインアップの底上げを図っている。

 PC市場では、AMD Radeon RX5700XTとNVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER(またはRTX 2070)が、AMD Radeon RX5700とNVIDIA GeForce RTX 2060がそれぞれ競合関係にあると認識されている。

 第3世代RyzenとX570チップセットがPCIe 4.0に対応したこともあって、技術的な目新しさから一部で好評を博しているが、全体的に見ればデスクトップPCでもやはりNVIDIA GPUのシェアが圧倒的で、この傾向は2020年も続くと予想される。

AMDから登場したPCIe 4.0対応GPU「Radeon RX 5700XT」を搭載したリファレンスグラフィックスカード。GPUコアは「RDNA」と呼ばれる新しいアーキテクチャーとなり、映像出力や動画関連機能を強化。位置付けはミドルハイで、エヌビディアのGeForce RTX 2060 SUPER/GeForce RTX 2070と競合関係にある
AMDから登場したPCIe 4.0対応GPU「Radeon RX 5700XT」を搭載したリファレンスグラフィックスカード。GPUコアは「RDNA」と呼ばれる新しいアーキテクチャーとなり、映像出力や動画関連機能を強化。位置付けはミドルハイで、エヌビディアのGeForce RTX 2060 SUPER/GeForce RTX 2070と競合関係にある
(出所:AMD)
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鈴木 雅暢(すずき まさのぶ)
フリーランスの写真も撮れるライター。旧アスキー、ソフトバンク系列の出版社でIT系雑誌の編集者を経て、2004年にフリーランスとして独立。IT系、特にPCハードウエアの解説記事や製品レビュー、インタビューなどを、雑誌やWebに寄稿している。