PR
全968文字

 宅急便、キャタピラー、ウォシュレット。ヒット商品の名前が一般名詞として定着する例は枚挙にいとまがない。いずれも日本の登録商標だ。

 商標とは、事業者が、自己(自社)の取り扱う商品・サービスを他人(他社)のものと区別するために使用するマーク(識別標識)を指す。そのマークの一般的な読み方は「称呼」として審査時に決まる。マークや称呼が似ていれば、商標権を侵害する恐れがある。登録商標を確認する手順と基礎知識を知っておこう。

 新しいIT商品やITサービスで魅力的なロゴや名称を思いついたら、まず経済産業省所管の独立行政法人工業所有権情報・研修館が提供する「J-PlatPat」で商標登録の状態を確認したい。

商標登録の状態を検索できる「J-PlatPat」
商標登録の状態を検索できる「J-PlatPat」
経済産業省所管の工業所有権情報・研修館が提供。URLは「https://www.j-platpat.inpit.go.jp」
[画像のクリックで拡大表示]

 トップにある検索機能「簡易検索」で「商標」を選び、キーワードを入力してから「検索」ボタンを押す。検索結果の「ステータス」欄が「存続-登録-継続」となっていれば商標が登録済みだ。

J-PlatPatの検索結果一覧
J-PlatPatの検索結果一覧
検索結果の「ステータス」欄が「存続-登録-継続」となっていれば商標が登録済み
[画像のクリックで拡大表示]

 標準では検索結果が3000件を超えると「自動絞り込み」機能が有効になっている。簡易検索は出願全体を全文検索するため、検索結果数が多くなりがちだ。例えば「出願人/権利者/名義人」も検索対象に含まれるので、出願人の名前に含まれる文字列まで検索対象になってしまう。

 商標名だけを対象にする場合は「商標」タブをクリックして「商標検索」機能を使う。ロゴの文字列をテキスト化した「商標(検索用)」や商標の読み方である「称呼(単純文字列検索)」を検索対象にすると、検索結果を絞り込みやすい。

「商標検索」で検索対象を絞り込む
「商標検索」で検索対象を絞り込む
ロゴの文字列をテキスト化した「商標(検索用)」や商標の読み方である「称呼(単純文字列検索)」に対象を絞って検索できる
[画像のクリックで拡大表示]

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
有料会員と登録会員の違い