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海外のAI人材を獲得するためにSNS(交流サイト)の「LinkedIn」を活用するのがオムロンだ。その取り組みを紹介する。

 「既存の採用チャネルよりAIやロボティクスに精通した外国籍エンジニアを見つけやすい」。オムロンのキャリア採用を担うオムロン エキスパートリンクの田那村俊也キャリア採用グループ長はSNS(交流サイト)の「LinkedIn」を活用する理由をこう語る。

 2年間で外国籍エンジニア3人の「1本釣り」に成功した。LinkedInに記載された職務経歴書を基に、AIとロボティクスの分野で即戦力になり得る人材を検索し直接メッセージを送る。「オムロンがどんな会社か知らない人が多い。1回目の面談は会社の説明とオムロンがやりたいことから入る」(田那村グループ長)。多くのケースはSkypeを通じた英語での遠隔面談になるという。

(写真提供:オムロン)
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オムロンの研究会社、オムロン サイニックエックスのオフィス(東京・文京)
(写真提供:オムロン)

 LinkedIn経由で採用した外国籍エンジニア3人のうち2人は、近未来デザインを目的に設立した研究会社、オムロン サイニックエックスに入社した。その1人、ドイツ出身のフェリクス・フォン・ドリガルスキ氏はドイツとフランスの大学で機械工学や自動運転、ロボティクスを学んだ後、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)で「服をたたむロボット」を研究。在学時の2017年にはアマゾン・ドット・コム主催のロボット競技会にチームの一員として出場し、日本勢で唯一決勝ラウンドに出場した。