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 テスラの電気自動車(EV)には、パナソニック製の円筒型セルが採用されてきた。最新車種の「モデル3」より以前に発売された「Roadster」や「モデルS」、「モデルX」にはノートパソコンなどに使われていた直径18mm×長さ65mmの「18650」と呼ぶセルが搭載されている。これに対して、モデル3は直径21mm×長さ70mmの「2170」と呼ぶ電気自動車向けセルの採用を開始している。

テスラ「モデル3」に搭載されている電池セル
テスラ「モデル3」に搭載されている電池セル
直径21mm×長さ70mmの円筒型セルを採用している。
テスラ「モデルS」に搭載されている電池セル
テスラ「モデルS」に搭載されている電池セル
直径18mm×長さ65mmの円筒型セルを採用している。(写真:ATTACCATO)

 特集「テスラの最新EV『モデル3』徹底分解」で報じてきたように、日経BPではモデル3とモデルSを入手し、分解調査を実施している。電池セルは2次電池の研究開発を行うATTACCATOの協力を得て、分解した。

 モデル3は、2019年に製造された4輪駆動の「Long Range」(米国仕様車)を調査した。一方、モデルSは、2015年に製造された中古車(5万km走行済み)のセルと、2019年購入の新車のセルを入手して比較調査を実施した。

 当初の想定では、モデルSの新車と中古車は外形が同じなため、同一のセルと見ていたが、セルの分解から電極の長さや厚さが違うことから、仕様が異なるものであることが判明した。モデルS(新車)は電極の長さは最も短いものの、厚さは最も大きかった。

 具体的には、モデル3は正極が全長866mm、負極が全長965mmで、モデルS(新車)は正極が全長598mm、負極が全長667mm、モデルS(中古車)は正極が全長667mm、負極が全長737mmである。

テスラ「モデルS」の新車に搭載されていたセルを分解
テスラ「モデルS」の新車に搭載されていたセルを分解
(写真:ATTACCATO)

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