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 「FIDOとは何か」をきちんと理解するのは意外に難しい。まずはそれについて考えてみよう。

 FIDOに対応したサービスは、ユーザーから見ればログインに生体認証を使えるサービスにすぎない。このため「FIDOは生体認証のことだ」と誤解されることがある。

誤解されるFIDO
誤解されるFIDO
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 しかし、これは2つの意味で正しくない。

 まず、FIDOは具体的な認証手段そのものではない。パスワードレス認証を実現するための仕組みを指す言葉だ。

 FIDOでは認証手段として、指紋認証や顔認証といった生体認証だけでなく、セキュリティーキーなどのハードウエアを使った認証も利用できる。

 ただし、個々の認証手段は、FIDOアライアンスによる「FIDO認証器のセキュリティー認定」を受ける必要がある。FIDOアライアンスは、FIDO仕様の標準化やFIDOの普及活動を実施している非営利団体だ。

 FIDO認証器のセキュリティー認定では、秘密鍵を保護する強度などを第三者の試験機関が検証する。セキュリティーのレベルに応じて、レベル1からレベル3までの3段階がある。

ユーザーの目に触れない

 FIDOを生体認証のことだと理解するのが間違っているもう1つの理由は、FIDOが2段階の認証だということだ。