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 賃貸リノベーションブランド「Renotta(リノッタ)」を開発したクラスコ(金沢市)は、総合ソリューション「TATSUJIN」で全国500店を超す不動産会社の生産性と提案力の向上をサポートする。再生した物件についてはプロモーションを丁寧に行い、とくにビジュアルの情報量を増やすことに力を入れている。クラスコグループ代表の小村典弘氏に、ビジュアルにおけるテックの活用について聞いた。

平面を立体に、静止画から動画に

クラスコグループ代表の小村典弘氏(写真:都築 雅人)
クラスコグループ代表の小村典弘氏(写真:都築 雅人)
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不動産仲介の契約件数を増やすためには、まず物件を知ってもらうことが大切だと思いますが、どのような工夫や取り組みをされていますか。

 多数の賃貸物件が並ぶ中からユーザーに着目してもらうためには、他の物件より多くの情報を訪問者に提供しなくてはならないと思っています。情報量とはずばり、ビジュアルです。

一般的な物件情報は、場所や広さ、間取り、賃料といった基本スペックに加えて、間取り図と数枚程度の写真で構成されています。ビジュアルの情報量を増やすというのは、写真の点数を増やすということですか。

 静止画なら質の追求です。それと平面写真からの脱却ですね。360度カメラの写真はユーザーが好きな位置から室内を見渡せますし、動画も室内を立体空間として見せ、実際の生活イメージを大きく喚起します。こうしたビジュアルづくりを支援するため、クラスコは「TATSUJIN」のソリューションの1つとして「AIプロモーション」を用意しています。

 「AIプロモーション」には、高品質のビジュアルづくりをアシストする幾つかのソフトがあります。例えば「AIフォト」は、スマホでも一眼レフカメラ以上のクオリティーで室内写真が撮れるソフトです。1つのアングルで明るさを変えて最大11枚の写真を撮り、それらを補正・合成して鮮明な画像に仕上げます。室内外で明暗差のある部屋では、室内を適正な明るさにすると窓の外の風景が露出オーバーで白く飛んでしまっていましたが、AIフォトは室外も適正露出で合成し、室内外ともに美しい写真に仕上げてくれます。

 また、これまで上質の写真を撮るには一眼レフカメラを使用するなどの方法をとっていましたが、それだと撮る人の腕に左右されてしまいます。AIフォトはスマホアプリですから、誰でも、簡単に、低コストで上質の写真が撮れ、撮影者による技術差がありません。

左が元の画像、右が加工後の画像。写真1カットで露出を変えて11枚高速撮影し、AIが最適品質の画像を生成する。合成機能で室内・室外とも鮮明なカットとなるため、物件の訴求力がアップする(資料:クラスコ)
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左が元の画像、右が加工後の画像。写真1カットで露出を変えて11枚高速撮影し、AIが最適品質の画像を生成する。合成機能で室内・室外とも鮮明なカットとなるため、物件の訴求力がアップする(資料:クラスコ)
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左が元の画像、右が加工後の画像。写真1カットで露出を変えて11枚高速撮影し、AIが最適品質の画像を生成する。合成機能で室内・室外とも鮮明なカットとなるため、物件の訴求力がアップする(資料:クラスコ)

 また「AIバーチャル」は、360度カメラを使って、室内をグーグルのストリートビューのように室内外をバーチャルでシミュレーションできます。画面内の「i」マークにはテキストや写真、動画などの情報を埋め込めます。例えば、窓にカーテンの必要サイズを加え、壁にコンセントの位置や数を示すなどの情報を追加できます。入居希望者が事前に確認でき、内見後にも再確認できるなど、さまざまな利便性に富んでいます。3次元データは動画にも書き出しでき、動画サイトやSNSなどを活用することで効果的なプロモーションとなり得ます。

360度カメラを使用し、室内を立体的にシミュレートできる「AIバーチャル」。AIで明度差を補正するなど高品質の画像データに変換する(資料:クラスコ)
360度カメラを使用し、室内を立体的にシミュレートできる「AIバーチャル」。AIで明度差を補正するなど高品質の画像データに変換する(資料:クラスコ)
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AIバーチャルの画像内で自在にポイントを設定し、テキストや写真、動画を埋め込むことができる。情報量が増え、バーチャル内見としてのユーザー満足度を高めている(資料:クラスコ)
AIバーチャルの画像内で自在にポイントを設定し、テキストや写真、動画を埋め込むことができる。情報量が増え、バーチャル内見としてのユーザー満足度を高めている(資料:クラスコ)
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