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 不動産テックを駆使した企業が賃貸住宅市場を変えようとしている。新シリーズ「不動産テックで賃貸住宅市場を変えるイノベーター」では、独創的なビジネスモデルを解説するとともに、キーマンへのインタビューでその実像に迫る。シリーズ第1弾は、インドのOYOだ。2013年にインドで19歳の若者が始めたホテルチェーンは、創業わずか6年強にして客室数世界2位へと躍進した。そのOYOが日本でヤフーと組んで合弁会社「OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN(以下、OYO T&H)」を設立。19年3月から開始したサービスが、賃貸のアパートメントサービス「OYO LIFE」だ。

 入居手続きの申し込みから完了まで最短30分、敷金・礼金ゼロ、家具・家電付きといった同社のサービスは、従来の賃貸サービスとは異なるものだ。

OYO LIFEのWEBサイト(資料:OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN)
OYO LIFEのWEBサイト(資料:OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN)
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最短30分で入居手続き完了

 OYO LIFEの賃貸物件に入居を希望するユーザーは、WEBサイトや電話で予約を申し込む。すぐにメールで支払い方法の案内が届くので、クレジットカードで支払い手続きを行う。運転免許証やパスポート、住民票などの本人確認書類の提出によって予約審査を行い、契約締結となる。あとは鍵の受け渡しに関する情報をメールでやり取りするだけだ。

 こうした独自の入居システムによって、申し込みから契約まで最短30分というスピードを実現している。“賃貸物件への入居には一定の時間がかかる”という入居希望者の思い込みを打ち破るサービス設定だけでも、OYO LIFEの斬新さが見て取れる。

入居までの手続き(資料:OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN)
入居までの手続き(資料:OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN)
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