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 Arduinoに代表されるようなマイコンモジュールといえば、基盤むき出しで、はんだごてを使った電子工作が必要で、電子工作の素人にはとっつきにくい代物ではないだろうか。しかし、電子工作をほとんど必要とせず、マイコンモジュールにオールインワンという概念を持ち込み、マイコンのハードルを一気に引き下げたのがM5Stackだろう。本コラムの読者であれば、すでにご存じの方も多いだろう。

 実は2年前にも本コラムの「Wi-FiとBluetooth内蔵のIoT機器、クラウド経由でスマートライトを点灯・消灯」という記事でM5Stackを特集したのだが、あれから製品も入れ替わっている。新製品の登場から時がたってしまったが、遅ればせながら筆者も入手して使ってみたので、今回はCore2と呼ばれる製品を紹介しよう。

M5Stack Core2
M5Stack Core2
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 なお、本記事執筆時点でM5Stack CoreS3と呼ばれる製品も開発中のようだ。CoreS3が販売されたら改めて本コラムで紹介しようと思うが、とりあえずは現状をキャッチアップするという意味でCoer2について見ていこう。

Basic CoreとCore2

 Basic Coreは2018年に販売が開始され、本コラムで2年ほど前に紹介した。現在は若干のマイナーアップ版が販売されている。しかし、基本的にスペックは同じだ。一方、Basic Coreのグレードアップ版とも言えるCore2は2020年に販売が開始され現在に至っている。

Basic Core(左)とCore2
Basic Core(左)とCore2
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 Basic CoreとCore2のスペックの違いは下表のとおりだ。
Basic CoreとCore2のスペック
Basic CoreとCore2のスペック
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 両者の最も大きな違いはCore2がタッチスクリーンになった点だろう。それに伴い、3つの物理ボタンが仮想スクリーンボタンに変更されている。そして、マイクロホン、6軸センサー、内蔵振動モーター、内蔵RTCモジュールが追加されている。さらに、内蔵バッテリーの容量も3倍以上に増えている。上から見た縦横の大きさは同じだが、高さが若干薄くなった。

 Core2になって電源ボタンが新たに追加された。電源ボタンを数秒間だけ長押しするとオフになる。多くのシーンではオフにする必要はないのだろうが、使い道によっては電源をオフにできると便利な場合もあるだろう。

電源ボタン
電源ボタン
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