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 エンジニアとしてロボットを遠隔操作して遊べるというのは実に魅力的だ。一口にロボットといっても、Pepperのような人型のロボットや、ロボットアームなど様々なものがある。ラジコンカーもロボットの1つといえるだろう。しかし、安く手に入り手軽に遊べて自分でプログラミングできる製品はさほど多くない。

 今回はそんな欲求を満たしてくれそうな製品が出たので紹介したい。それはソニー・インタラクティブエンタテインメントの「toio」だ。

STEM教育用の製品ではあるが

 toioは一辺が3センチ程度の立方体の「toioコア キューブ」という製品を中心に、ハンドルのような形をしたコントローラー「toioリング」、コアキューブの充電やソフトウエアとなるカートリッジを入れる本体である「toioコンソール」などからなる製品群だ。

 コンソールゲーム機に例えれば、ゲーム機本体が「toioコンソール」、ゲームパッドが「toioリング」、ゲームソフトが「カートリッジ」に相当する。そして、遊ぶ対象がテレビ画面ではなく「toioコアキューブ」に相当する。基本的にSTEM教育用の製品である。

 当然、本コラムでは、STEM教育用の機能ではなく、自分でプログラミングして自由にtoioコアキューブを制御する機能や方法について紹介する。

 toioは前述の製品群をパックにした「toio本体セット」として販売されているが、toioコアキューブ単体での購入も可能だ。しかし充電器は別売りなので注意してほしい。筆者は本体セットではなくtoioコアキューブと充電器を購入した。

コアキューブと充電器
コアキューブと充電器
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まるで「ちっちゃなラジコンカー」

 まずはtoioコアキューブの機能について簡単に紹介しよう。一言でいえば、ちっちゃなラジコンカーだ。しかしタイヤは4個ではなく2個しかない。どちらかというと戦車に近いかもしれない。そのほか、カラーLED、ボタン、モーションセンサー、サウンド、読み取りセンサーなど、お値段と大きさから考えると機能がてんこ盛りだ。

コアキューブの裏面
コアキューブの裏面
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 2個のタイヤを動かすモーターはそれぞれ独立して制御可能だ。もちろん、回転速度も個別に制御できる。そのため、前進、後進、回転など戦車と同じ動きを再現することも可能だ。

 toioコアキューブには「プレイマット」と呼ばれる紙が同梱されている。プレイマットには特殊なパターンが印刷されており、toioコアキューブは読み取りセンサーを使ってそのパターンを認識することができる。

 モーションセンサーは主に衝突検知や傾き検知に使われる。具体的な加速度などをリアルタイムで得られるのではなく、しきい値を超えた動きがあったときだけ通知される仕組みだ。