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 SBC(シングルボードコンピューター)といえば「Raspberry Pi」が代名詞といえるほどに人気を博しているわけだが、機械学習という文脈であれば米NVIDIAの「Jetson Nano Developer Kit」だろう。

 実は筆者は初代のJetson Nanoを興味本位で昨年購入したのだが、忙しさにかまけていたところ埃をかぶっていた。しかも悔しいことに今年の2月に新リビジョンのB01という型番の製品が登場してしまった。さらにそれから半年近く経過してしまったが、やっとB01を購入して触ってみたので紹介したい。

Jetson Nanoの本体
Jetson Nanoの本体
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 SBCにしては巨大なヒートシンクが標準で搭載されており、いかにもマッチョな感じを受ける。

 写真左は初版のJetson Nanoで写真右が新しいリビジョンのJetson Nano B01だ。ぱっと見た限りではほとんど違いは分からないだろう。

 利用するうえでの大きな違いはカメラ用のMIPI-CSIコネクターが1つから2つに増えた点だろう。CPU、GPU、メモリー、各種インターフェースには違いはない。CPUはARM Cortex-A57 1.43GHz クアッドコアでメモリーは4GBだ。Raspberry Pi 4 Model B と比べてCPUは少しスペックが低い。また、Raspberry Piとは違い、Jetson NanoにはWi-FiやBluetoothは搭載されていない。ローカルネットワークにはイーサネットで接続する必要がある。

OSのインストール

 Jetson NanoはRaspberry Piと同様にストレージはSDカードだ。NVIDIAのJetson Download CenterページからJetson Nano Developer Kit SD Card Imageをダウンロードして、balenaEtcherなどを使ってOSイメージをフラッシュするだけだ。このあたりはRaspberry Piと同じだ。

 OSはUbuntuだ。OSのインストールが完了すると、次のようなデスクトップが表示される。

OSデスクトップ画面
OSデスクトップ画面
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 Jetson NanoのSD Card ImageからOSをインストールして起動し、しばらくするとソフトウエアアップデートが起動するのでアップデートを完了する。その後OSを再起動すれば準備は完了だ。

 sshdが起動しているため、すぐにsshでアクセス可能だ。あわせてAvahiも起動しているので、ローカルネットワークのIPアドレスが分からなくても「JetsonNano.local」でアクセス可能だ。