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 Natureが開発したNature Remoといえばスマホを使ったWi-Fiスマートリモコンとしてご存知の読者も多いだろう。現在は3世代目のNature Remo 3が販売され進化し続けている。

 このNatureがスマートメーターの情報を読み取るNature Remo Eという製品を2019年に販売開始し、2020年4月末には機能限定版のNature Remo E liteという製品を販売開始した。このliteの発売と同時にクラウドAPIも公開された。今回はNature Remo Eについて紹介したい。

Nature Remo EとNature Remo E lite

 Nature Remo Eは写真の通り筒形のデバイスでコンセントに直接差し込んで給電する。Nature Remo EとNature Remo E liteは見た目には違いはない。写真は前者だ。

Nature Remo E
Nature Remo E
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 Nature Remo Eはスマートメーターのほか、ECHONET Liteをサポートした太陽光発電パネルや蓄電池にもアクセス可能だ。一方、liteはスマートメーターにしかアクセスできない。

Wi-SUN BルートとECHONET Lite

 スマートメーターはWi-SUN Bルートと呼ばれる920MHzのサブギガ帯を使った無線規格を採用している。サブギガ帯といえばLoRaやSigfoxといった通信規格が有名だが、これらの特徴から通信距離が長いというイメージを持つだろう。しかし、Bルートはあくまでもスマートメーターの情報を家庭内で使うことを想定しているためか、筆者が試した限り、戸建てで壁越しにはなるが、うまくデータが拾えない場所があり、実際に入手可能な製品を使った場合は、戸建てで壁越しを前提とすると有効距離は10メートル程度なのではないかと思う。

 Wi-SUN Bルートの上位層は6LoWPAN、IPv6、UDP、そしてECHONET Liteだ。

 我々がスマートメーターに直接アクセスするためには、Wi-SUN Bルート対応のUSBドングルを使いシリアル通信を行ってアクセスするのが一般的だろう。この場合、UDP以下のネットワーク層に関しては意識する必要がなくEHOCNET Liteのプロトコルを知っていればよい。これでスマートメーターがサポートするすべての機能を自由に扱うことができる。とはいえ、ECHONET Liteのバイナリーデータを読み取り解釈するのは敷居が高いのも事実だ。

Wi-SUN USBドングル
Wi-SUN USBドングル
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