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 ビデオ会議やビデオ通話もすっかりおなじみになったが、パソコンやスマホが苦手な人にはまだハードルが高い。慣れているつもりでも、カメラやマイクにトラブルが起こって戸惑うことがあるし、作業中にビデオ会議でパソコンが占有されてしまって困ることもある。

 今回紹介するソースネクストの「KAIGIO MeePet(カイギオ ミーペット)」(以下、MeePet)は、そうした負担を軽減できるビデオ会議専用機だ。

ソースネクストのビデオ会議専用機「KAIGIO MeePet」
ソースネクストのビデオ会議専用機「KAIGIO MeePet」
(撮影:スタジオキャスパー、以下同じ)
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 MeePetは8型のタッチ対応ディスプレーとマイク、スピーカーを搭載したデバイスで、一見するとスマートディスプレーのようなデザインだ。付属ACアダプターで駆動するほか、バッテリーを内蔵しているので電源がない場所でも利用できる。ネットワークへの接続は有線LANと無線LANに対応する。

スタンドが必要なタブレットなどとは違い、箱型で自立する。両側面にスピーカーを内蔵する
スタンドが必要なタブレットなどとは違い、箱型で自立する。両側面にスピーカーを内蔵する
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ディスプレー上部にカメラを搭載。マイクは上部ボタンの両脇にある
ディスプレー上部にカメラを搭載。マイクは上部ボタンの両脇にある
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 背面にはヘッドセットHDMI出力、2つのUSB Type-A(USB-A)、電源用のUSB Type-C(USB-C)がある。HDMIを使ってテレビや外部ディスプレーに出力して大画面でビデオ会議をしたり、USB接続でキーボードとマウスを使って操作したりすることも可能だ。3.5mm/4極ステレオミニプラグのイヤホン端子があるので、外付けヘッドセットを接続して通話に使うこともできる。Bluetooth対応で、Bluetooth接続のワイヤレススピーカーを接続することもできる。直販価格は2万9700円(税込み、以下同)だ。

背面にはHDMI出力、有線LANポート、ヘッドセットを接続するヘッドホン端子などを備える。USB-Cは電源用で、付属のACアダプターを接続する
背面にはHDMI出力、有線LANポート、ヘッドセットを接続するヘッドホン端子などを備える。USB-Cは電源用で、付属のACアダプターを接続する
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 実際にZoomの会議で使用してみた。使い方はシンプルだ。電源を入れると、ホーム画面に時刻とともに「参加」「開催/予約」のボタンが表示される。ビデオ会議に参加するときは「参加」をタップする。画面が切り替わったら会議IDとパスコードを入力し、「参加」をタップすればそのビデオ会議に参加できる。

ホーム画面には「参加」「開催/予約」のボタンがある。会議の予約があると、右側の時刻の部分に一覧表示される
ホーム画面には「参加」「開催/予約」のボタンがある。会議の予約があると、右側の時刻の部分に一覧表示される
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Zoom、Microsoft Teams、Webex Meetingsに対応している。このデバイスではZoomが圧倒的に使いやすく、実質的にZoom用の端末になっている
Zoom、Microsoft Teams、Webex Meetingsに対応している。このデバイスではZoomが圧倒的に使いやすく、実質的にZoom用の端末になっている
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