マイクロソフトが2022年1月に発売した「Surface Duo 2」は、ディスプレーを2つ備え、手帳のように折り畳める機構を備える5G対応スマートフォン。様々なスタイルで利用できることが魅力だ。OSにはAndroidを搭載している。価格は18万4580円(税込み)前後からとなっている。
マイクロソフトは「Surface」ブランドの製品を、プロダクティビティー(生産性)を向上させるツールと位置づけている。本当に仕事がはかどるデバイスなのか、試してみた。
Surface Duo 2は5.8型の有機ELディスプレーを2つ搭載し、中央にあるヒンジによりコンバーティブルタイプの2イン1パソコンのように変形する。この折り畳み機構を利用して様々なスタイルをとり、生産性を向上できるという。
まず、開くと2つのディスプレーを合わせて、8.3型のタブレットのように使える。中央のヒンジ部分で画面は少し途切れるが、5~6型のスマホより大きく見やすい画面を折り畳んでポケットに入れて持ち歩ける。画面が大きいので、例えばスマホでは小さく表示されて見づらいPC向けWebサイトなどが見やすくなる。
対応アプリなら、例えばメールアプリで片側にメールのリストを表示しながら、もう片側でメールを入力したりできる。1画面しかないスマホで、メールリスト画面と入力画面を切り替えながら作業するより効率的だ。
スケジューラーなら片側に予定表を一覧表示しながら、もう片側で予定の内容を詳しく表示するといった使い方もできる。これもそれぞれの画面を切り替えながら作業するより効率的だ。使うときは、少し折り畳んだ状態にしてヒンジ部分に指をかけて手帳のように持つことで、板状のタブレットより片手で持ちやすいと感じた。