ITPROTECHの「14.0型バータイプ液晶モニター Screen Plus LCD14HCR-IPSW」(以下、Screen Plus)は、縦横比が35:10という細長さが特徴のディスプレーだ。キーボードとメインディスプレーの隙間などの狭いスペースに設置して“ちょい足し”利用ができる。作業効率を高めるためにマルチディスプレー環境を整えたいが設置場所が狭くて悩んでいる人にちょうどいい。
小型軽量でUSB Type-Cからの給電に対応しているため、ノートパソコンなどと一緒に持ち運んで使うモバイルディスプレーとしても利用できる。実勢価格は2万6800円(税込み)前後。どんな使い方ができるのか確かめてみた。
Screen Plusの解像度は3840×1100ドット。サイズは358×125×20ミリとコンパクトで、横幅は14〜15型ノートパソコンとほぼ同じ。重さは本体のみで約370グラムと軽く、楽に持ち運べる。
スタンドは2種類付属する。1つは本体背面に貼り付ける折り畳み式のクイックスタンドだ。メインディスプレーとキーボードの隙間に設置したり、モバイルディスプレーとして持ち歩いたりするときに使用する。ただしヒンジの摩擦力が弱いのか本体の重さにやや負け気味で、角度を付けるとそのままヘタって倒れてしまうことがある。その場合は寝かせず、立てた状態で使うとよいだろう。
もう1つは一般的な形のデスクトップ用スタンドで、本体を横向きにしたり、または縦向きに立てたりできる。回転と角度調整が可能だが、高さは調整できない。本体背面にはスタンドと接続するための縦向きと横向きのマウントが付いていて、簡単に脱着できる。本体背面には、VESAマウント用の固定ネジ穴(75ミリ×75ミリ)もあるので、VESAマウント対応のスタンドやモニターアームで設置することもできる。