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 猛暑が続く中、小型扇風機を手にした人を見かける機会が増えたが、使うと片手が塞がってしまうのは難点。そこで便利なのが、身に着けて手を塞がずに体を冷やせる「ウエアラブルエアコン」だ。

 専用インナーに取り付けるタイプや、衣服にファンを取り付けたタイプなど様々な製品があるが、中でも首にかけるタイプのものは着け外しが楽で使いやすく、価格も比較的安い。装着すると目立つが、両手が自由に使えるので仕事をしながら使うのにもってこいだ。熱中症予防策の1つとして、衣服を緩めて首の回りや脇の下、足の付け根などを冷やすことが推奨されているが、その一助になるだろう。

 冷却方法にはペルチェ素子を使ったものとファンを使ったものがある。ペルチェ素子は、ペルチェ効果を用いた板状の半導体熱電素子で、直流電流を流すと素子の片面が吸熱して冷たくなり、反対側の面は放熱して熱くなる。

 今回は猛暑の中で少しでも仕事を楽にするウエアラブルエアコンを紹介する。

軽量コンパクトで素早く冷却

 サンコー「ネッククーラーNeo」は、左右のアーム先端にペルチェ素子を使った冷却板を備えた製品。アームの長さは調整可能で首の左右を中心に冷却できる。冷却モードとして「強」と「弱」に加え、強弱を自動で繰り返す「ゆらぎモード」がある。操作は電源ケーブルに付いているリモコンで行う。

サンコー「ネッククーラーNeo」。直販価格は5980円(税込み)
サンコー「ネッククーラーNeo」。直販価格は5980円(税込み)
(写真:スタジオキャスパー、以下同じ)
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左右のアーム先端に冷却板が付いている。IP33相当の防じん・防滴に対応しており、汗などでぬれても問題ない
左右のアーム先端に冷却板が付いている。IP33相当の防じん・防滴に対応しており、汗などでぬれても問題ない
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リモコンで電源オン・オフ、冷却モードの切り替えを行う
リモコンで電源オン・オフ、冷却モードの切り替えを行う
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 重さは約150gと軽く、使わないときは折り畳んでコンパクトに収納できる。バッテリーは内蔵せず、モバイルバッテリーなどで駆動する。バッテリーとセットになったモデルもある。

軽量で、コンパクトに折り畳んで持ち運べる
軽量で、コンパクトに折り畳んで持ち運べる
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バッテリーは内蔵せず、モバイルバッテリーなどと組み合わせて使う
バッテリーは内蔵せず、モバイルバッテリーなどと組み合わせて使う
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 屋外の炎天下で身に着けて、編集部周辺のオフィス街をしばらく歩き回ってみた。電源を入れると即座に冷たさが感じられ、数分とかからずに首や側頭部、胸のあたりまで素早く冷たさが広がる印象だ。

首に装着した状態。小型ヘッドホンを首にかけているような感覚で、外で身に着けてもそれほど目立たない
首に装着した状態。小型ヘッドホンを首にかけているような感覚で、外で身に着けてもそれほど目立たない
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 気になったのは動作音で、弱モードのときは気にならない程度だが、強モードにするとファンの音がうるさい。周囲に騒音がある環境なら問題ないが、屋内の静かな場所で使うときは弱モードで使うほうがよさそうだ。また、モバイルバッテリーなど外部電源を持ち歩く必要がある。電源コードもやや邪魔に感じる。