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 リコーの「THETA(シータ)」シリーズは、撮影者を中心に周囲の360°を撮影できる360°カメラの定番だ。個人利用だけでなく、不動産の室内、建築現場、中古車の車内、旅行先などの様子を画像や映像で伝えるためのビジネスツールとしても人気がある。

リコーの360°カメラ「THETA X」。シリーズ初のタッチパネル付き液晶ディスプレーを搭載し、本体だけで撮影画像の確認ができるようになった
リコーの360°カメラ「THETA X」。シリーズ初のタッチパネル付き液晶ディスプレーを搭載し、本体だけで撮影画像の確認ができるようになった
(撮影:スタジオキャスパー、以下同じ)
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 2022年7月発売の最新モデル「THETA X」は、シリーズで初めてタッチパネルディスプレーを搭載し、撮影したその場で撮影画像や映像を確認できるようになった。またバッテリーやメモリーカードの交換も可能になり、駆動時間や撮影時間を気にせず活用できるなど、仕事の現場で活用しやすくなっている。リコー公式のAmazonストアでの価格は10万9800円(税込み)。実際の使い勝手を試してみた。

 THETAシリーズは細長いリモコンのような形をしていて、背中合わせに2つのカメラを搭載している。このカメラの撮像を合成することで、360°全天球の画像や映像が得られる。

360°カメラとしては大型。液晶ディスプレーの下にシャッターボタンがある
360°カメラとしては大型。液晶ディスプレーの下にシャッターボタンがある
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横から見たところ。180°撮影ができるカメラを2つ搭載している
横から見たところ。180°撮影ができるカメラを2つ搭載している
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 THETA Xはシリーズの中でも大型モデルだ。重さは約170グラムあり、約110グラムのコンシューマー向け普及モデル「THETA SC2」と比べると一回り大きく重い。ボディーはマグネシウム合金製で、質感は高い。

 特徴はまず、2.25型のタッチパネル機能付き液晶ディスプレーを搭載していること。THETAシリーズはこれまで撮影画像を確認するには、スマートフォンを接続して専用アプリを起動する必要があったが、THETA Xは本体のみで、その場で撮影結果を確認できる。

2.25型ディスプレーを搭載。一般的なデジタルカメラのように、撮影設定の変更や撮影画像の確認などができる
2.25型ディスプレーを搭載。一般的なデジタルカメラのように、撮影設定の変更や撮影画像の確認などができる
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 実際に使ってみた。重さはスマホ並みだが、細長い形で握りやすい。ディスプレーの下にある半円形の部分はシャッターボタンで、大きく押しやすい。普通のスマホやカメラのように構えて撮ると自分自身が正面から写ってしまうので、頭上に掲げるようにして撮影すると撮りやすい。不動産で部屋の内部を見せたいときや、中古車販売で車内の様子を見せたい場合は、セルフタイマーを使えば人物が写りこまないように撮影できる。底面には三脚固定用のネジ穴があるので、これを使って三脚やポールなどに固定できる。

側面には電源ボタンのほかにモード切り替えボタンがあり、これで静止画撮影と動画撮影を切り替えられる。充電やPCなどとの接続用に、USB Type-C(USB-C)端子を備える
側面には電源ボタンのほかにモード切り替えボタンがあり、これで静止画撮影と動画撮影を切り替えられる。充電やPCなどとの接続用に、USB Type-C(USB-C)端子を備える
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底面には、三脚固定用のネジ穴がある
底面には、三脚固定用のネジ穴がある
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