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 テレワークが広がったことで、マイク付きのイヤホンが仕事の道具として一般的になりつつある。装着してビデオ通話に使ったり、音楽を聞きながら作業したりしている人は多いだろう。特にワイヤレスイヤホンは接続ケーブルのわずらわしさがなく、使い勝手がいい。

ヤマハ初のアクティブノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホン「EP-E70A」。9月30日発売で想定売価は2万9800円前後。黒と白の2色がある
ヤマハ初のアクティブノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホン「EP-E70A」。9月30日発売で想定売価は2万9800円前後。黒と白の2色がある
(写真:スタジオキャスパー、以下同じ)
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 イヤホンは耳を塞ぐことで作業に集中しやすくするが、電話の着信音、子供の声、玄関のチャイムなど周囲の音に気付きにくくなるのが難点だ。また、長時間着用すると聞き疲れしてしまい、耳の健康にも影響が出てくる。そうした難点を解決してくれそうなのがEP-E70Aだ。

 EP-E70Aは、コントローラーやバッテリーが入った台座部分を首にかけるネックバンド型のワイヤレスイヤホンだ。スマートフォンやPCとはBluetoothで接続する。ネックバンド型は、完全ワイヤレスイヤホンに比べて大きいバッテリーを搭載できるので駆動時間が長く、首にかけているので落として紛失しにくいなどのメリットがある。

首にかけるネックバンド型のワイヤレスイヤホン。コントローラーやバッテリーはネックバンドの部分に搭載している。左右の台座をつなぐ中央部は柔らかく、首になじむ。重さは62gで長時間装着しても気にならない。
首にかけるネックバンド型のワイヤレスイヤホン。コントローラーやバッテリーはネックバンドの部分に搭載している。左右の台座をつなぐ中央部は柔らかく、首になじむ。重さは62gで長時間装着しても気にならない。
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 周囲の音と逆位相の信号を発生させてノイズを打ち消すアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載する。ANCを搭載したワイヤレスイヤホンはアップルやソニーなど各社から発売されていて、特に珍しいわけではない。

 EP-E70Aの特徴は、ノイズ成分だけに絞ってノイズキャンセリング処理を適用することだ。耳にはめるハウジングの外側と内側に備えた2つのマイクで音を拾ってノイズキャンセリング処理を実行する。内側のマイクで拾った音を音楽信号とノイズに切り分けて、ノイズ成分だけにノイズキャンセリング処理を施す。

 ハウジング内外にノイズキャンセリング用マイクを備えた製品は他にもあるが、内側のマイクで拾った音にノイズキャンセリング処理を行うと音楽信号にもノイズキャンセリング処理がかかって音の輪郭が損なわれてしまうことがあり、それを防ぐための方式だ。

ハウジングの内側と外側にマイクを備え、拾ったノイズにノイズキャンセリング処理を施す
ハウジングの内側と外側にマイクを備え、拾ったノイズにノイズキャンセリング処理を施す
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