パソコン、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスイヤホン、スマートウオッチなどUSBで充電する機器が増えるにつれて、机や床の上が大量のACアダプターであふれて収拾がつかない、そういう人は多いだろう。出張や旅行のときに複数のACアダプターを持ち運ぶのが面倒という人もいるはずだ。ACコンセントに加えて充電用USBポートを備えた電源タップは、そうしたACアダプターの整理に役立つ。
アンカー・ジャパンの「Anker 727 Charging Station」(以下、Anker 727)もそうした電源タップだ。薄型軽量ながらUSB Type-C(USB-C)ポートとUSB Type-A(USB-A)ポート、ACコンセントの差し込み口を2つずつ備え、合計6台の機器に同時に給電できる。またUSB PD3.0(Power Delivery3.0)に対応し、USB-Cポートは最大100W出力に対応している。消費電力が大きい大型ノートパソコンなどのACアダプターとして使ったり、複数の機器に同時に急速充電したりできる。アンカー・ジャパンのオンラインショップでの価格は1万2990円(税込み、以下同じ)だ。実際に多数の機器を接続して試してみた。
Anker 727は電源タップとしては薄型だ。厚さは18mm、重さは400gある。電源ケーブルは付け外し可能で、長さは1.5mある。ケーブルはやや太めで束ねるとかさばるが、それを考慮しても持ち運びやすい電源タップと言える。薄いビジネスバッグに入れやすいし、出張や旅行のときの荷物を減らせる。机の上にACアダプターがたくさんある人なら、それらをこれ1台にまとめることですっきりと整理できる。なお、ACコンセントの差し込み口は、コンセントを差し込むとせり上がって奥行きを確保する。