ノートパソコンで作業していると、困るのが数字入力だ。据え置きで使う大型ノートパソコンにはテンキーを搭載した製品もあるが、オフィスから自宅、コワーキングスペースなどに持ち運んで使う10~14型のノートパソコンのほとんどにはテンキーがない。キーボードの上段に並んだ数字のキーから入力できるが、Excelや会計ソフトを使っていて頻繁に数字入力を行うなら、外付けのテンキーを使うと効率的だ。今回は仕事の効率化に役立つテンキーの3製品を紹介しよう。
外付けのテンキーは周辺機器メーカー各社から発売されている。接続方法はUSBを使った有線接続、専用レシーバーやBluetoothを使った無線接続がある。
キーの種類は一般のキーボードと同様で、キーの下にあるドーム状のラバーパーツを押し込むことで入力するメンブレン、ノートパソコンのキーボードのように、キーの下にあるスプリングを押し込むパンタグラフ、高級キーボードに多いメカニカルや静電容量無接点がある。価格が手ごろなのは、メンブレンやパンタグラフ方式のテンキーだ。
キートップの高さやキータッチは、組み合わせるキーボードに近いものを選ぶと、キーボードからテンキーに手を移したときの違和感が少ない。例えば、キートップが低いパンタグラフキーボードを搭載したノートパソコンなら、同じように高さの低いパンタグラフキーを使ったテンキーと組み合わせるとよい。デスクトップパソコンでキートップが高いキーボードを使っているのなら、高さの近いキーを搭載したテンキーが向いている。
キー配列は、フルキーボードのテンキー部分を抜き出したような配置で、数字キーと「ー」「*」などの四則演算キーの他、Tabキー、00キー、バックスペースキー、Enterキーを備える製品が一般的。Num Lockを有効にすると、デリートキーやカーソルキーなどとしても使えるのが一般的だ。
ノートパソコンといっしょに持ち運んで使うのなら、重さや薄さに注意したい。静かな場所で使うなら、静音をうたった製品を選ぶといいだろう。製品によってUSBハブが付いていたり、電卓機能があったりするなど数字入力以外の機能を持つものもある。