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 米Bose(ボーズ)の「Bose QuietComfort Earbuds II」(以下、QCE2)は、迫力ある音と周囲のノイズを打ち消すノイズキャンセリング機能が特徴の完全ワイヤレスイヤホンだ。音楽鑑賞だけでなく扱いやすい外音取り込み機能も備え、通話やビデオ会議など仕事にも使いやすいイヤホンとなっている。ノイズキャンセリング対応イヤホンは低価格化が進み、1万円台で買える製品も多い。その中にあって直販価格が3万6300円(税込み)と高額な製品だが、その価値はあるのか。1カ月半使ってみた。

ボーズの「Bose QuietComfort Earbuds II」。カラーバリエーションは、黒のトリプルブラックと、明るいグレーのソープストーンの2色
ボーズの「Bose QuietComfort Earbuds II」。カラーバリエーションは、黒のトリプルブラックと、明るいグレーのソープストーンの2色
(撮影:スタジオキャスパー)
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 QCE2は、ノイズと逆位相の音を重ねることで打ち消す、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が特徴だ。2020年に発売された「QuietComfort Earbuds」から2年ぶりのモデルチェンジとなる。

 手にして感じるのは、従来モデルから小型軽量化されたこと。従来モデルは大柄で、装着すると耳からはみ出す部分が目立った。QCE2は小型化されたことで目立ちにくくなった。はみ出た部分が大きいと手を上げたときに触れて外れてしまったり、髪形によっては邪魔になったりといった問題がある。小型化されたことにより、そうしたトラブルが少なくなる。

QCE2(写真左)は、従来モデル「QuietComfort Earbuds」(以下、QCE。写真右)からかなり小型化されている
QCE2(写真左)は、従来モデル「QuietComfort Earbuds」(以下、QCE。写真右)からかなり小型化されている
(撮影:スタジオキャスパー)
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QCE(写真右)より薄型になり、装着したとき耳からはみ出す部分が小さくなった
QCE(写真右)より薄型になり、装着したとき耳からはみ出す部分が小さくなった
(撮影:スタジオキャスパー)
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フィット感がよく、耳から落ちにくい

 重さはイヤーピースなどを除いた状態で約6グラム。軽くなったとはいえ完全ワイヤレスイヤホンとしては重めだが、装着してみると耳にしっかりフィットするからか、あまり重く感じない。外観を見ると外耳のくぼみに触れる部分が膨らんだ形をしていて、耳にしっかりと密着する。また、イヤーチップとは別に耳に張り出して固定するスタビリティバンドがついていて、安定感を高めている。イヤーチップとスタビリティバンドはそれぞれ3サイズ付属する。

本体とケースのほか、3サイズのイヤーチップとスタビリティバンド、充電用のUSBケーブルが付属する。オプションで、さらに大きいサイズのものも購入できる
本体とケースのほか、3サイズのイヤーチップとスタビリティバンド、充電用のUSBケーブルが付属する。オプションで、さらに大きいサイズのものも購入できる
(撮影:スタジオキャスパー)
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外耳のくぼみに密着するように、複雑な形をしている
外耳のくぼみに密着するように、複雑な形をしている
(撮影:スタジオキャスパー)
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 セットアップは、スマホにインストールした専用アプリ「BOSE MUSIC」で行う。スマホと接続したら、まずイヤーチップの装着テストを行う。イヤーチップがフィットしていないとANC機能の効果が十分に発揮されないので、サイズが合わない場合は他のサイズのものと交換する。

イヤーチップのサイズが適切かどうか、装着しても意外に分からないものだ。この製品はアプリの機能により、数秒のテストで確認できる。テストは「設定」から何度でも実行できる
イヤーチップのサイズが適切かどうか、装着しても意外に分からないものだ。この製品はアプリの機能により、数秒のテストで確認できる。テストは「設定」から何度でも実行できる
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ノイズキャンセリング機能は強力