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 大手キャリアはスマートフォンを販売するオンラインショップを自社で運営している。実店舗に行けば製品を手に取って、店員に相談しながら機種やプランを選べるというメリットがある。しかし、予約なしで来店すれば長時間待たされる可能性があり、店内が混雑していることもある。新型コロナウイルスの感染が拡大する中では、実店舗よりオンラインショップを利用するほうが安心できる。

 ただ、気になるのは端末の価格だ。オンラインショップと実店舗で同じ端末を購入した場合、どちらが安くなるのか。調べてみた。

ドコモとソフトバンクは手数料が不要

 スマホの新規契約や機種変更では手数料がかかるのが一般的だ。オンラインショップではこうした手数料がかからない場合がある。

 NTTドコモとau(KDDI)は通常、新規契約や4Gから5Gといった世代が変わる機種変更には3300円(税込み、以下同じ)、同じ世代の機種変更には2200円かかる。ソフトバンクは新規契約もしくは機種変更には3300円かかる。

 ドコモオンラインショップとソフトバンクオンラインショップでは、新規契約や機種変更にかかる手数料は無料になる。ただし、ソフトバンクオンラインショップでは購入した端末を自宅ではなく、実店舗で受け取る場合は通常の手数料(3300円)がかかる。

NTTドコモはオンラインショップのメリットとして事務手数料がかからないことをトップに挙げている
NTTドコモはオンラインショップのメリットとして事務手数料がかからないことをトップに挙げている
(出所:NTTドコモ)
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 auでは、オンラインショップで端末を購入しても実店舗と同じ手数料がかかる。