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 大手キャリアは「らくらくスマートフォン」などのシニア向けスマートフォンを販売し、割安の料金プランも提供している。しかしその内容を見ると安く使えるのは1GBまでのプランで1年目だけと、誰にでもメリットがあるプランとは言いがたい。そんな中、大手キャリアのサブブランドである「ワイモバイル」と「UQ mobile」は60歳以上のユーザーなら通話料を割り引く施策を導入し人気を集めているようだ。

 「格安スマホ」 と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)でも、シニア向けサービスを強化する動きが見られる。イオンリテールが提供する「イオンモバイル」が2020年9月に60歳以上限定のプラン「やさしいプランS.M.L.」の提供を開始したのに続いて、ジュピターテレコムの「J:COM MOBILE」が2021年2月18日から新料金プラン「シニア60割」の提供を始める。これらのサービスは、大手キャリアやサブブランドよりもお得なのかを検証してみた。

ジュピターテレコムは1月28日にオンラインで新料金プランを発表
ジュピターテレコムは1月28日にオンラインで新料金プランを発表
出所:ジュピターテレコム
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月額980円で音声通話もできるJ:COM MOBILE

 J:COM MOBILEのシニア60割は60歳以上のユーザーが申し込めるサービスで、5分までの国内通話がかけ放題になる「かけ放題(5分/回)」(月額850円、税別・以下全ての金額は税別)が12カ月間無料になり、電話や遠隔操作でスマホの使い方を教えてもらえる「おかませサポート(全国)」(月額500円)が最大3カ月無料になる。同社はシニア60割と同時に月額980円から利用できる新プランを提供するため、音声通話込みでスマホを1000円以下で利用できることになる。2月18日から5月31日までに申し込んだ人が対象。

J:COM MOBILEの新料金プラン
J:COM MOBILEの新料金プラン
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 おかませサポート(全国)はスマホを使い始めてから操作に迷ったり、使いたりアプリがあったりする場合に、遠隔操作、専用番号への電話、あるいは訪問でサポートしてくれるサービス。初めてスマホを使うシニア層には利用価値が高いだろう。

 また、J:COMはケーブルテレビで訪問サポートを行っている実績をスマホにも生かしている。J:COMのサービスエリア内に住んでいて、J:COMでスマホを買った場合は訪問での「初期設定サポート」を無料で利用可能。ガラケーからスマホへのデータ移行やWi-Fi設定、SNSのLINEの初期設定などもしてもらえる。ちなみに大手キャリアも訪問サポートを提供しているが、利用料金は高めで内容によっては1万円以上かかる。

無料で依頼できる初期設定サポートの内容
無料で依頼できる初期設定サポートの内容
出所:ジュピターテレコム
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