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 定額で使い放題のモバイルWi-Fiルーターのサービス数が増えている。スマートフォンの料金プランは1カ月間に通信できる量が決められており、それを超えると通信速度が著しく低くなるものが大半だ。そのため、スマホの料金を節約するためにモバイルWi-Fiルーターを併用している人もいるようだ。

 そこで今回は、スマホを使い放題のWi-Fiルーターと組み合わせると、通信料がどのくらい違ってくるのかを検証してみたい。

今回は出先でスマホやタブレット、パソコンなどをインターネットにつなぐモバイルWi-Fiルーター向けの接続サービスの料金を考える
今回は出先でスマホやタブレット、パソコンなどをインターネットにつなぐモバイルWi-Fiルーター向けの接続サービスの料金を考える
(撮影:村元 正剛)

使い放題のモバイルWi-Fiルーターが続々登場

 最近は、定額で30Gバイトや50Gバイトまで使えるスマートフォン向けの大容量プランも増えている。例えばKDDI(au)はデータ容量の上限がない「auデータMAXプラン Pro」プランを提供中だ。だがこのプランは、テザリングやデータシェア(複数のデバイスでデータ容量をシェアする)などは合計30Gバイトまでという制約があって「使い放題」とは言えない。

 そもそも大手キャリア(MNO)の大容量プランは安くない。NTTドコモの「ギガホ」は月に30Gバイト(2020年3月1日現在「ギガホ増量キャンペーン」で60Gバイトまで利用可能)まで使えて、月額5980円(2年定期契約の場合、最大半年間は同4980円)。KDDI(au)の「auデータMAXプラン Pro」は同7480円(2年定期契約の場合、契約翌月から6カ月間は同6480円)。ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+(プラス)」は、50Gバイトまで使えて同7480円(2年定期契約の場合、12カ月間は同6480円)。家族で使ったり、指定の固定回線と併用したりする人に向けた割引施策はあるが、データ量を気にせずに使うとそれなりの出費になるはずだ。

 そんな中、グッド・ラックという事業者が提供している「どんなときもWiFi」というモバイルWi-Fiルーターのサービスが注目を集めている。データ通信が使い放題で、料金(クレジットカード決済の場合)は24カ月目まで月額3480円、25カ月目以降は同3980円だ。ルーターはレンタルで、そのレンタル料も前述の料金に含まれる。

 しかも「月に3Gバイトまで」といった制約はなく、「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、通信速度をおおむね384kビット/秒に制限する場合がある」と記されているだけだ。筆者の知り合いで数人が「どんなときもWiFi」を使っているのだが、みな「通信制限が課せられたことはなく、快適に利用できている」と話している。ほぼ使い放題と捉えていいだろう。

どんなときもWiFiに申し込むと貸し出される「D1」。追加料金で海外でも利用可能。2年契約で、途中解約の場合は最大1万9000円の契約解除料が発生するので注意が必要
どんなときもWiFiに申し込むと貸し出される「D1」。追加料金で海外でも利用可能。2年契約で、途中解約の場合は最大1万9000円の契約解除料が発生するので注意が必要
(撮影:村元 正剛)
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