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 月額2980円ではあるが、300万人限定で1年間無料にすると発表している。楽天モバイルは300万人という人数について「先着順ではなく、増減の可能性もある」としている。とは言え、ほぼ全員が1年無料の対象になると考えていいだろう。

 月額2980円に含まれるのは、楽天回線エリアでの無制限のデータ通信、パートナー回線エリアで使える5Gバイトのデータ容量、海外渡航時の2Gバイトのデータ容量だ。さらに「Rakuten Link」というアプリを使った場合の国内通話とSMS(国内)も使い放題になる。これらを1年間無料で利用できるわけだ。

 解約料はかからない。初期費用として必要になるのは、3300円(税込み)の事務手数料と端末代金である。端末は、自分がいま所有しているスマホを使える場合もある。ただし、データ通信しか使えなかったり、音声通話はできるが通話かけ放題になる「Rakuten Link」アプリを使えなかったりする機種もあるので、Webサイトで確認しておきたい。

楽天モバイルで使えるスマホは、同社のWebサイトで確認できる
楽天モバイルで使えるスマホは、同社のWebサイトで確認できる
(出所:楽天モバイル)
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au回線エリアの場合は追加料金が必要になるケースも

 東京23区、名古屋市、大阪市など、既に楽天モバイル回線が開通しているエリアで使う人は、追加料金が生じる可能性はほぼないと考えていいだろう。しかし、まだ楽天モバイルの基地局が敷設されておらず、au回線を利用することになる場合は注意が必要だ。

最新のサービスエリアは、楽天モバイルのWebサイトで確認可能。楽天回線エリアとパートナー回線(au)エリアを地図で確認できる
最新のサービスエリアは、楽天モバイルのWebサイトで確認可能。楽天回線エリアとパートナー回線(au)エリアを地図で確認できる
(出所:楽天モバイル)
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楽天回線エリアは住所リストでも確認できる
楽天回線エリアは住所リストでも確認できる
(出所:楽天モバイル)
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 「Rakuten UN-LIMIT」が「2.0」になり、データ容量は5Gバイト、超過後の通信速度は1Mビット/秒に引き上げられたが、これでは足りないという人もいるだろう。5Gバイトを使い切ってからも高速通信を使いたい場合は、1Gバイトあたり500円(税別)のデータチャージが必要になる。

 例えば月に10Gバイトを使うとすると、5Gバイトのデータチャージが必要で、2500円(税別)の追加料金が発生する。そうなると、サブブランドやMVNO(仮想移動体通信事業者)と比べた場合のお得感は薄くなる。2年目以降は2980円+2500円=5480円(いずれも税別)となり、サブブランドよりも割高になってしまうのだ。

 かつ、サブブランドは最近相次いでプラン改定を発表している。UQ mobileは6月1日に「スマホプランR」の提供を開始した。データ容量は月間10Gバイト(「データ増量キャンペーン」適用期間は+2Gバイト)、超過後の速度は最大1Mビット/秒だ。

 ワイモバイルは7月1日に一部プランの内容を改定する。「スマホベーシックプランM/R」でデータ容量を使い切ったあとの通信速度を最大128Kビット/秒から最大1Mビット/秒に引き上げる。またスマホベーシックプランMのデータ容量を9Gバイトから10Gバイトに増やす(「データ増量オプション」適用時は+3Gバイト)。

ワイモバイルUQ mobile
プラン名スマホベーシックプランMスマホベーシックプランRスマホプランR
月額料金
(税別)
3680円4680円2980円
データ容量10Gバイト
(+3Gバイト)
14Gバイト
(+3Gバイト)
10Gバイト
(+2Gバイト)
超過後の通信速度1Mビット/秒1Mビット/秒
音声通話1回10分以内の国内通話は無料20円/30秒
1回10分までの国内通話かけ放題オプションは+700円(税別)
サブブランドが投入した楽天モバイル対抗プラン
ワイモバイルの「スマホベーシックプラン」は7月1日開始。データ容量の「+3Gバイト」は「データ増量オプション」適用時。UQ mobileのデータ容量の「+2Gバイト」は「データ増量キャンペーン」適用時

 今後の楽天回線のエリア拡張状況にもよるが、無料期間が終了する段階で、以降の毎月の支払額を確認することを忘れないようにすべきだろう。