米Apple(アップル)の最新iPhoneを買うときは、アップル直販のSIMフリーモデルか、大手3キャリアが販売するSIMロックモデルを選ぶしかなかった。しかし、iPhone 12シリーズからはワイモバイル、楽天モバイル、UQモバイルといった格安スマートフォンのブランドやキャリアでも取り扱いを開始し、購入の選択肢が広がった。

最新のiPhoneを最も安く買えるブランドはどこか? すべてのブランドのiPhone 12の販売価格を比べてみた(価格はすべて2021年6月15日時点の税込み金額)。
アップル直販のSIMフリーモデルは9万4830円から
まず、アップルが販売するSIMフリーモデルの価格を見ておこう。
- 64GB:9万4380円
- 128GB:9万9880円
- 256GB:11万1980円
金額だけを見ると高く感じるかもしれないが、実は3大キャリアの割引を適用する前の価格よりも安い。この価格を念頭に置いて、各ブランドの端末価格をチェックしていこう。
ドコモはMNPなら7万9376円から
NTTドコモは、ドコモオンラインショップでの販売価格を調べた。機種変更と新規契約は同額だが、MNPで他社の3G・4G回線から乗り換える場合は2万2000円の割引(5G WELCOME割)が適用される。また36回分割払いで購入して、2年後に機種変更するときに端末を返却すると最大12回分の支払いが不要になる「スマホおかえしプログラム」(以下、スマホおかえし)を利用すると、実質的な負担金を安く抑えることができる。
64GB
機種変更・新規契約:10万1376円(スマホおかえし利用時は実質6万7584円)
MNP:7万9376円(スマホおかえし利用時は実質5万2928円)
128GB
機種変更・新規契約:10万9296円(スマホおかえし利用時は実質7万2864円)
MNP:8万7269円(スマホおかえし利用時は実質5万5208円)
256GB
機種変更・新規契約:12万3552円(スマホおかえし利用時は実質8万2368円)
MNP:10万1552円(スマホおかえし利用時は実質6万7712円)
割引前の端末価格はアップルの直販よりも高く設定されているが、MNPの場合は2万2000円の割引が適用されるのでアップルよりも安くなる。スマホおかえしを利用すれば、出費を3割強から4割弱抑えられる。