楽天モバイル
楽天モバイルが2021年4月から開始したRakuten UN-LIMIT VIは、個人が契約した1回線目に限って、1GB以下なら月額無料で利用できる。
1GBを超過すると3GBまでは月額1078円、20GBまでは月額2178円と上がり、20GBを超えるとどれだけ使っても月額3278円になる。データ通信量に応じて、料金が変動するプランになっている。
「Rekuten Links」というアプリを使えば、国内通話が無料になる。通話が多い人にはよいだろう。
なお、Rakuten UN-LIMIT VIも一定期間以上の利用がない場合と利用停止や解約される場合があるとの注意が記されている。
MVNOなら音声付き3GBで月額700円台のプランも
次に、MVNOのプランを調べた。月額1000円以下で利用できる音声通話付きプランはIIJmio、HISモバイル、OCNモバイルONE、nuroモバイル、LinksMateの5ブランドだった。ただし、あまたあるMVNOの全プランを調べたわけではないので、万一抜けがあってもお許しいただきたい。
IIJmio
インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するIIJmioは、音声通話付きの「2ギガプラン」が月額858円で利用できる。なお、利用開始から3カ月間は1GBが増量されて、3GBまで使える。とはいえ、ほかのMVNOと比べると割安感はない。
ただし、IIJの光回線とセットで利用して「mio割」が適用されると、月額660円が割引される。mio割が適用されれば、月額1518円の「8ギガプラン」も1000円以下の月額858円で利用できる。なお、IIJmioの回線はNTTドコモとau(KDDI)から選べる。
HISモバイル
HISモバイルを提供するH.I.S.Mobileは、大手旅行会社のエイチ・アイ・エスとMVNO事業を手掛ける日本通信が共同出資して設立された。2021年6月に開始した「格安ステッププラン」は、1カ月に使うデータ量を1GB・3GB・5GB・7GB・10GBのいずれかに設定できる。
月額1000円以下になるのは、月額590円の1GB、月額790円の3GBである。3GBでは、筆者が調べた範囲で最安値だ。また、足りなくなれば1GBを275円で追加できる。
なお、HISモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線のサービスを提供しているが、格安ステッププランにはドコモ回線しか用いられない。