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 スマートフォンの使用期間は長くなる傾向があり、3年以上使い続ける人が増えているようだ。長く使うほど故障する可能性は高まる。スマホには1年間の無償修理保証が付くが、2年目以降に故障した際の修理は有償となる。故障の程度によっては、買い替えたほうが安く済む修理代が請求されることもある。

 実際、筆者もがくぜんとした経験がある。約4万円台で購入したスマホが故障した際にNTTドコモの販売店に相談したところ、修理代の見積もりが4万円を上回っていたためだ。

 そこでキャリア各社はスマホが故障した場合に、交換用の機種を安く提供したり、修理代金を無料もしくは割り引いたりするオプションサービスを用意している。内容を調べ、それらに加入すべきかどうかについて考えてみた。

機種によって料金が変わるドコモの「smartあんしん補償」

 ドコモは2022年9月15日から、「smartあんしん補償」を提供している。それまで展開していた類似のサービスよりも補償の範囲を広げるなどした。故障時の修理代金をドコモが補助するほか、水ぬれや紛失、全損などの際に、交換用機種を1年に2回まで割安に購入できる。交換用機種は、ドコモが顧客から回収した電話機の外装を新品に交換した「リフレッシュ品」となる。

「smartあんしん補償」を紹介するWebページ
「smartあんしん補償」を紹介するWebページ
(出所:NTTドコモ)
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 利用料金は機種によって異なり、月額330~990円(初回31日間は無料、税込み、以下同)。例えばシャープ「AQUOS sense7」は330円。米Apple(アップル)の「iPhone 14」とソニーの「Xperia 5 IV」は825円、「iPhone 14 Pro」と韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy Z Fold4」は990円となっている。

 修理代金の補助から見てみよう。正常な使用状態で機器が故障した「保証対象内」に相当する場合、Androidスマホは無料となる。iPhoneは1年目が無料で、2年目以降は5500円が利用者の負担額の上限となる。保証対象外の修理はAndroidは3300円が、iPhoneは5500円がそれぞれ上限となっている。

 水ぬれや紛失、全損などの場合は、交換用機種を購入できる。利用者の負担額は、smartあんしん補償で支払っている月額料金によって変わる。月額330円の場合は5500円、月額550円で8250円、月額825円と月額990円では1万2100円となっている。

 これら故障に対するサポート以外のメニューもある。例えば水ぬれ・破損などによってデータが取り出せなくなった端末からデータを取り出す「ケータイデータ復旧サービス」を、通常は8800円のところ1100円に割り引く。紛失時におおまかな所在地を探せる「ケータイお探しサービス」(無料)も利用できる。

 注意したいのは、端末の購入時から14日以内に加入する必要があることだ。ドコモ以外で購入した端末でも、iPhoneなど一部の機種は対象となる。

auはクラウドストレージ付き

 auは「故障紛失サポート with Cloud」を提供している。2022年5月17日以降に発売したAndroidスマホが故障・破損・紛失したとき、同じ機種・色の交換用機種を受け取れる。ドコモと同様にリフレッシュ品となる。