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 日経アーキテクチュアによる「10大建築人2020」で、8位にはUDS会長の梶原文生氏が選ばれた。良品計画から託され、東京・銀座でホテル「MUJI HOTEL GINZA(ムジ・ホテル・ギンザ)」の内装設計を手掛け、運営まで引き受ける。

 「無印良品」の旗艦店の上に、ホテルをつくる。場所は、東京・銀座の一等地――。

 良品計画にとって悲願だったMUJI HOTELの日本1号店が、2019年4月に開業した。銀座という好立地と無印良品の強いブランド力で、宿泊予約が国内外から殺到している。

 ホテルの企画から内装設計、さらに経営や運営まで任されたのは、設計事務所のUDS(東京都渋谷区)だ。

 UDS会長の梶原文生氏は、良品計画の金井政明会長と20年来の付き合いである。MUJIブランドのホテルをつくりたいという夢を早くから共有してきた。

 2人は18年に、中国・北京で「MUJI HOTEL BEIJING」をオープン。室内は無印良品の商品であふれ返っている。無印良品好きにはたまらない空間だ。ただし、ホテルをつくるには、無印良品の商品だけでは足りないものもある。そこは梶原氏が先頭に立って調達した。

UDS会長の梶原文生氏。ホテルを設計するだけでなく、運営まで手掛けることでオペレーションのノウハウを蓄積してきた(写真:北山 宏一)
UDS会長の梶原文生氏。ホテルを設計するだけでなく、運営まで手掛けることでオペレーションのノウハウを蓄積してきた(写真:北山 宏一)
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 梶原氏は中国に約7年住んでいた。その経験が現地でのホテルづくりに大いに役立った。