
挑戦者
目次
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ウクライナやパレスチナ自治区ガザに拠点、DX支援で世界トップ10を目指す
鮄川 宏樹 氏 モンスターラボホールディングス CEO
DX(デジタル変革)支援事業を手掛けるモンスターラボホールディングス。ウクライナやパレスチナ自治区にも拠点を持つ隠れたグローバル企業だ。音楽配信から事業モデルを転換した起業家は世界を相手にビジネスに挑む。
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「宇宙IoT」で産業の変革図る、JAXAからの転身で見えた新たな可能性
神武 直彦 氏 慶応義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授
宇宙飛行士を目指して飛び込んだ宇宙開発の世界から大学教授へ転身。神髄を学んだシステムエンジニアリング手法で農業などの変革に取り組む。数々の実践を重ねながら、「宇宙IoT」の可能性を広げようとしている。
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メガネ型端末「JINS MEME」の立役者、新天地でDX事業創出の方法論を確立へ
井上 一鷹 氏 Sun Asterisk Business Development Section Manager
メガネ型ウエアラブル端末「JINS MEME」の立役者が新天地に踏み出した。DX(デジタル変革)を支援する企業に移籍し、事業創出に自身の経験を生かす。前職で培ったノウハウなどを体系化したDX方法論の確立も目指す。
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音楽ライブを「真空パック」、デジタルの力で時空を超え無形文化遺産に
柘植 秀幸 氏 ヤマハ デザイン研究所 プロダクトデザイングループ 主事
楽器がひとりでに音を奏で、バンドの映像に合わせ照明が変化――。音楽ライブの演奏や映像、照明をデータ保存して再現する技術を開発する。あらゆるライブを誰もが時空を超えて追体験できる世界の実現を目指す。
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「首掛け端末」で世界と戦う、米国進出に向け多才な起業家に最大の転機
藤野 真人 氏 フェアリーデバイセズ CEO(最高経営責任者)/CTO(最高技術責任者)
技術者であり起業家である藤野真人は、演劇の主役も務めたほど多才な人物。これまで開発した技術や製品は音声認識AIをはじめ多岐にわたる。そんな藤野が新たに開発した「首掛け端末」で世界に挑む。その秘策とは。
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日本に「複業」の文化をつくるベンチャーの挑戦、DX人材に官民で働く機会を提供
大林 尚朝 氏 Another works CEO(最高経営責任者)
副業のマッチングサービスを手掛ける令和生まれのベンチャー企業。企業に加え地方自治体のDX(デジタル変革)人材の採用なども支援する。「副業ではなく複業。複業の文化をつくりたい」と語る若き起業家の思いとは。
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日本の量子コンピューターの礎つくる、気鋭の若手研究者が後進を育成
野口 篤史 氏 東京大学 先進科学研究機構 准教授
激化する量子コンピューターの開発競争の中、日本では人材不足が深刻だ。状況を打開しようと、量子技術を研究する若手研究者が立ち上がった。人材育成プログラムを自らの手でつくり、次の世代を担う研究者を育成する。
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子供の学習用にYouTube動画をAIで推薦、「学びに向かう力」育む
松田 孝 氏 MAZDA Incredible Lab CEO(最高経営責任者)
定年を待たずに教職から離れ、新たな学習支援システムの普及に挑む。子供たちの関心に応じて、AI(人工知能)が科学・技術系動画を推薦する。デジタル時代に必須となる「学びに向かう力」を育むことが目標だ。
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異色の経歴を持つ学長が「大学DX」主導、道元禅師のチャレンジにならう
各務 洋子 氏 駒沢大学 学長
駒沢大学でDX(デジタル変革)を掲げ、異色の経歴を持つ学長が就任した。デジタルを活用し、多様性に富んだグローバルな大学への変革に挑む。430年前の「学林」に端を発する歴史に変革の新たな1ページを加えられるか。
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量子コンピューターのソフトウエアを開発、ケニアでの偶然から「速攻」起業
楊 天任 氏 QunaSys CEO(最高経営責任者)
機械学習を学んでいた俊英が量子コンピューターの世界に足を踏み入れた。会社設立のきっかけはインターンで訪れたケニアでの「偶然」だった。量子コンピューターの実用化を促すべく、ソフトウエア開発に踏み出した。
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ドローンと配送ロボットで目指す楽天の物流自動化、買い物弱者ゼロの未来創る
向井 秀明 氏 楽天グループ コマースカンパニー ロジスティクス事業ドローン・UGV事業部ジェネラルマネージャー
ドローンやUGV(自動配送ロボット)を使った物流の実現を目指す。目指すのは人手不足が深刻なラストワンマイルの自動化だ。「ものづくり大国ニッポン」のプライドを胸に、未来のインフラ構築に挑む。
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弁護士が将棋ソフトで頂点、プロ棋士を超え深層学習で究極へ挑む
杉村 達也 氏 本八幡朝陽法律事務所 弁護士
弁護士が開発した将棋ソフトがコンピューター将棋の世界大会で優勝した。既に将棋ソフトの棋力はプロ棋士を超え、「対人間の時代は終わった」。今後目指すのは深層学習を活用した最強ソフトの開発と将棋界への貢献だ。
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アフリカで見た金融の本質をクラウドに、クレジット・アズ・ア・サービスに込めた熱情
矢部 寿明 氏 Crezit 社長
与信サービスに必要な機能を部品として提供する「CaaS」の開発を進める。少額ローンサービス「CREZIT」で蓄積したデータとノウハウを生かす。新しい金融ビジネスを後押しし、個人が最適な信用を得られる未来を目指す。
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農家の娘が感じた絶望に芽吹いた産直EC、「食べチョク」にこめた起業家の思想
秋元 里奈 氏 ビビッドガーデン 社長
実家は農家。「儲からないから継がなくていい」と言われて育った。DeNAに就職したが、実家の荒れた畑を見て農業に貢献したいと起業を決意。産直EC(電子商取引)サイトのリーディングカンパニーに成長させた。
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アメフト選手で米NFL入りの夢破れるも、起業し未来のアスリートをITで支援
井上 友綱 氏 Pestalozzi Technology 社長
アメリカンフットボール選手として米国のプロリーグを夢見たアスリートが、起業家として学校の体育や部活動をITで支援するビジネスを立ち上げた。プロ選手らの協力を得て、データを駆使した新たなスポーツビジネスに挑む。
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世界各地に「アバターロボット」を配置、ANA発のスタートアップが目指す未来
深堀 昂 氏 avatarin CEO(最高経営責任者)
「アバター(分身)ロボット」を社会インフラにする新会社を設立した。多くのアバターロボを世界中に置き、利用者が遠隔操作できるようにする。アバターロボにより人が時間や距離を超えて「移動」できる環境づくりを目指す。
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難民支援で知った限界、米マイクロソフトに飛び込み「分散型ID」の社会実装に挑む
安田 クリスチーナ 氏 米マイクロソフト アイデンティティ規格アーキテクト
途上国支援を契機に、分散型IDの国際標準化と社会実装に取り組む。あえて米マイクロソフトに飛び込んだ安田クリスチーナはアーキテクトとして個人が自身のデータをコントロールできる世界の実現に挑む。
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ITで教育の未来を「発明」する、校長としてアラン・ケイの格言を実践
荒木 貴之 氏 ドルトン東京学園 中等部・高等部 校長
ドルトン東京学園 中等部・高等部はICTを積極的に活用する中高一貫校だ。「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」校長の荒木貴之は、かつて出会ったアラン・ケイの格言の実践を目指す。
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自動運転バスが日本初の定期運行、孫正義の強烈な「教え」に学んだ事業の神髄
佐治 友基 氏 BOLDLY 社長
茨城県境町が国内初となる自動運転バスの定期運行を始めた。運行をシステム面で支援するのはソフトバンク子会社のBOLDLYだ。社長の佐治友基が自ら事業構想を描き「起業」にこぎ着けた。その思いとは。
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国も見習う福岡市のデジタル改革、創業支援や脱ハンコを主導する市長の決意
高島 宗一郎 氏 福岡市 市長
福岡市長に就任以来、スタートアップ育成や規制改革で実績を積み上げた。行政手続きでの「脱ハンコ」を達成し、デジタル改革は国の先を行く。地方都市の競争力強化に向け、外国人の起業支援などの策を打ち出す。