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 2020年1月14日をもって米マイクロソフト(Microsoft)はWindows 7のサポートを終えた。ここ1年ほどでWindows 7から10へと移行したユーザーは多いはずだ。

 Windows 10には、知らないと損をする新機能や強化された機能が多数ある。そこでWindows 7を使ってきたビジネスパーソン向けに、本誌が厳選したWindows 10の便利機能を紹介していく。機能選定に当たっては、日本マイクロソフトの広瀬友美Microsoft 365ビジネス本部 製品マーケティング部プロダクトマーケティングマネージャーと、富士ソフトの増田裕正MS事業部MSサービス推進室室長/フェローの助言を得た。

 なおWindows 10は半年ごとの大型更新で新機能が追加されるため、更新時期による機能差が比較的大きい。直近の大型更新は「November 2019 Update(1909)」だが、このバージョンは未適用の企業もあるはずだ。そのため本記事で紹介する機能のそれぞれに、対応するWindows 10のバージョンを記載した。

 企業ユーザーの場合、情報システム部門によるPCの管理状況によってはここで紹介している機能を利用できない場合があるので注意してほしい。

本記事で紹介しているWindows 10搭載機能
機能名機能の概要と用途の一例機能の呼び出し方
付箋複数のPCの間でメモを共有。ちょっとしたメモを取り、さまざまな場所で参照するのに便利「スタート」→「付箋」
クラウドクリップボード複数のPCの間で、テキストを簡単にコピーする。履歴から貼り付けることも可能。複数のPCを使った効率的な資料作成に役立つ「Win(キーボード左下にある窓のマークのキー)+V」キー
タイムライン過去に作業していたファイルをサムネイルで一覧して開く。過去に作成・編集した文書を探す手間を省ける「Win+Tab」キー
近距離共有近くのPCと、Bluetoothか無線LAN(Wi-Fi) を通じてファイルを共有。会議や打ち合わせで、相手と資料などを手軽に受け渡せる「スタート」→「設定」→「システム」→「共有エクスペリエンス」→「近距離共有」
切り取り&スケッチ画面の一部を切り取ってクリップボードに保存。画面を使った説明文書を簡単に作成できる「Win+Shift+S」キー
Xbox Game Barプレー中のゲーム画面を録画可能。PC操作を説明する動画の作成などにも使える「Win+G」キー
フォト写真はもちろん、簡単な動画の編集にも対応する。短めの説明動画を編集するのに使える「スタート」→「フォト」

標準のクラウド機能が充実

 複数台のPCやスマホを仕事や私用で使っている人は多いだろう。ではそうした端末間でデータを移す際、どのような手段を使っているだろうか。メールで送る、ファイルサーバーに置いて取り出すという、昔からの方法を用いる人もいるだろう。Windows 7ユーザーであれば、ファイル共有も可能なクラウドストレージ「OneDrive」を使っているかもしれない。

 Windows 10は、OneDriveはもちろん、クラウドを介して複数のPCやスマホでさまざまな作業データを共有する機能が標準機能として追加されている。使い勝手も良く、今やWindowsのショートカットキーで、簡単に別端末にデータを移せるようになっている。

 まず覚えておきたいのは「付箋」だ。メモを作成、保管するための標準アプリで、Windows 10 Version 1803以降は同じMicrosoftアカウントでサインインしている端末間でメモを同期する機能も備えている。会社と自宅で別の端末を使っているようなケースで、同じメモを手軽に参照したり編集したりできるので便利だ。

Windows 10標準の「付箋」アプリでデスクトップに付箋を作成
Windows 10標準の「付箋」アプリでデスクトップに付箋を作成
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別のPCでもクラウドを通じて付箋の内容が同期される
別のPCでもクラウドを通じて付箋の内容が同期される
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 作成したり更新したりしたメモは、クラウド上に保存される。「会社のPCでメモを作った後にシャットダウンして帰宅し、自宅のPCを起動する」という使い方をしてもメモはきちんと同期される。

 スマホとの同期もできる。iOS端末は「OneNote」アプリ(非商用利用は無償)、Android端末はOneNoteか「Launcher」アプリをインストールする。アプリ内でPCと同じMicrosoftアカウントでサインインすれば、メモを同期できる。通勤中に思い付いたアイデアをスマホでメモしておくのに便利だ。

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