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【9月10日 CNS】中国・福建省(Fujian)の高速道路で8月12日、中国の電気自動車メーカー・上海蔚来汽車(NIO)のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ES8」を運転していたドライバーが衝突事故を起こし、死亡した。ドライバーは31歳の実業家で、NIO独自のナビゲーション補助機能「NOP(Navigate on Pilot)」を稼働して走っていた。

 この事故で、いわゆる「自動運転」機能の安全性について懸念が高まっているが、NIO無人運転システムエンジニアリング部門責任者の章健勇(Zhang Jianyong)氏は「NOPはあくまで運転支援機能であり、自動運転と同一視してはならない。NOPを使用する際は常に交通状況や道路環境に注意を払う必要がある」と強調している。

河北省滄州市の滄州雲図科技自動運転車メンテナンスセンターで車の点検をする作業員たち
河北省滄州市の滄州雲図科技自動運転車メンテナンスセンターで車の点検をする作業員たち
(2021年7月10日撮影、資料写真)。(c)CNS/翟羽佳
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 自動運転に関して中国の自動車業界は、主に中国汽車工程学会(SAE)の分類基準に基づいている。基準はレベル0からレベル5までの段階に分かれ、レベル1とレベル2は「運転支援」に属し、レベル4とレベル5から本当の「自動運転」と見なすことができる。中国工業情報化省は2020年3月9日、国家規格として「自動車運転自動化レベル基準」を発表し、今年1月1日から施行。レベル0からレベル5に分け、レベル2までは運転補助、レベル3は条件付き自動運転、レベル4は高度な自動運転、レベル5が完全自動運転と区分している。SAEに比べてレベル3の基準が若干低い以外、ほぼ同じ基準となっている。