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上海市の輸入博覧会で展示されたポルシェの電気自動車(2020年11月7日撮影、資料写真)。(c)CNS/殷立勤
上海市の輸入博覧会で展示されたポルシェの電気自動車(2020年11月7日撮影、資料写真)。(c)CNS/殷立勤
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【6月10日 CNS】多国籍自動車メーカーのポルシェ(Porsche)が半導体不足を理由にオプション装備を削減したことに、中国のポルシェオーナーから「サービスや補償内容が米国と異なる。ダブルスタンダードだ」と抗議の声が上がっている。

 ポルシェは中国で車を購入する顧客に「半導体が入荷したら、パワーステアリングのオプション装備を取り付ける」と説明。その後、オプション装備はかなり日数を要すると通知し、さらに方針を変えて装備の取り付けをやめると発表した。補償金として1人あたり2300元(約4万6182円)を支払うとした。

 しかし、ポルシェは北米市場では電動ステアリングのハードウエアと機械部品を車体に取り付けており、パーツを交換する際はオーナーに500ドル(約6万7005円)をキャッシュバックすると公式ホームページで説明。中国のオーナーから「基準が統一されておらず、差別されている」と疑念の声が上がった。

 こうした批判を受け、ポルシェは5月18日に声明を発表。以前にオプション装備の約束をしたオーナーには、パワーステアリングの自動調節機能サービスを無償で提供し、それができない場合は1万3800元(約27万7092円)の金券を渡すと表明した。また、影響を受けた顧客には車のメンテナンスサービスを1年間延長するとしている。